2005.1.9
(神奈川・A海岸)
…昨夜に続いて連夜の出撃。昨日t姐に「8時半に駐車場ね」と言われ、「起きられたら行くよ。」というボケをかましておいたが、本当に行かないとコワそうなので海へ。

8時半に到着して雀さん・t姐と合流。冷たい風が吹き始めており、やや不穏な雰囲気。耐寒完全防備の雀さんを先頭にいざ磯へ。

最初に入ったのは昨月25日のポイント。花丸や☆キヌタが次々現れるが、キープするまでもないなあとスルー。それにしても空気が冷たい(一番の冷え込みだったかもしれない)。そんな中、この間同様険しい岩場を越えて例のパラダイス潮溜まりを覗いてみたが、相変わらずやたらにメや女郎花はいたものの、2週間そこそこでは新しい発見もなし。そばにいたt姐に磯変えを提案し、雀さんの所まで戻る。雀さんはキイロ・チャイロキヌタをキープされていたが、やはり低調だったようだ。

今度は少々歩いて28日のポイントへ。少し探索してぱっとしない結果だったので、28日にヤクシマを見つけた場所を見ようと単独で突っ込む(あまりの寒さと貧果にt姐が撤退しようと遠くから声をかけたようだが、全く聞こえず。)。寒さはいよいよつのり、指先がかじかんで感覚がなくなりつつある中、探索続行。キイロをぽちぽち見つける。寒さが堪えたのか、さすがに数は減っている。花丸も穴に潜っているものや、岩から落ちてひっくり返って息も絶え絶えな?ものも…。

さすがにもう厳しいか、と思いつつ、先日ヤクシマを見つけた折り重なったような岩で出来た深い裂け目を覗き込む。

…と、馬糞海胆の向うに濃橙茶色の姿がちらりと…。
どうも幼貝っぽいが…?
これは!と思い、寝そべって慎重に手を突っ込み伸ばし(結構ギリギリ)、ピンセットで海胆や砂利やらを取り除いていく。数秒後つまみ出されたのは…

クチムラサキ2個目!!!!!

年末にK海岸でゲットしたのよりはかなり若い幼貝だが、間違いない。まだ生きていたか…!

と、ここで寒さも忘れる強欲モードに突入、となったが、案の定?これ以後はさっぱり。キイロのドアーホ(16mm)と今日さっぱり見なかったハナビラ1を追加したのみ。このクチムラサキ幼貝が本日唯一の見せ場と相成った。

その後、しつこく探索を続けたものの、さすがに手袋も関係なしに本当に手の感覚が無くなってきたので、あわてて撤収。駐車場でこのクソ粘りに半ば呆れ気味のお二方に迎えられるコトとなった。この後は、某ファミレスに移動し、雀さん所有のナンヨウとタイタンのハイブリッドではないか、という怪しげな貝を皮切りに、もろもろ深夜の貝話に突入する3名でありました。いや〜、寒かった!(最低気温は1℃だった模様。)

←当夜の収穫。左ハナビラ・中クチムラサキ幼貝・右キイロ
(dwarf)。正月からの寒波もあってか、さすがに生貝の数も減ってきているようである。

→クチムラサキ腹側比較。左この間採った亜成貝・右今回の幼貝。