2005.12.23 (神奈川・A海岸)
…仕事が一つ山を越えたため、海へ出たくなって車を走らせる。先週・今週と強い冬型が続いており、前回もかなりの波だったことから、何か浜にも動きがあるのでは、という期待を寄せつつ海へ向かう。車窓から見える海は前回以上に荒れた感じ。はるか青空をバックに富士山もくっきり。
 
…昼過ぎに海岸に到着。本日は干潮が夕刻のため、狙いの浜はどうかと思ったが、結構砂浜があらわれており、これならいけるかと下りることを決定。
 
浜に降り立ち、直ちに波打ち際よりから探索開始。すぐに二枚貝の上に乗っていたサバ1、擦れたウキ1、超ぼろのクチグロキヌタ1をゲット。よしよしと思いつつふと前方に目をやると、サバ模様の貝が目に入る。ニセサバ?と思って拾い上げると………
 
…丸い。
 
そして裏返すと口が少々欠けていたが、歯が細かい。
 
これは…?ホンサバ………?
 
擦れているので後端部の刻みはわからないが雰囲気は間違いなさそう。とりあえず家で詳細を調べることにし、袋にしまい込む。
 
探索再開。強欲モード発動!
 
…さらに奥に向かって貝だまりを探索。クロとまずまずのカバホシ、クチムラサキ1をゲット、さらに極小サメ(あさきちさんのところには載せられない程度)、妙に丸まっちいカモンを追加した。
 
それにしても、風が冷たい。晴れていたのでつい薄着で車を出てきてしまったので寒さが身にしみる。この寒さでは生貝はさぞつらかろうと思いつつ、腰も痛くなってきたので撤収を決定、この間は行けなかった表ルート下の貝だまりでクチムラサキ1を行きがけの駄賃としてよじ登る。
 
まだ日没までしばらくあったので、別の浜の貝だまりをつついて、クチムラサキ1とクチグロ幼貝1を追加して撤収した。
 
 
…左上から丸カモン・サメ・サメdwarf・ウキ。下段クロ・サバ・カバホシ。カバホシは白線も残りまずまずの個体。
 
 
…上左からクチグロ幼貝・クチムラサキ。下段クチムラサキ2。
クチムラサキは今年何個目だったっけ…。殻が薄くて軽いため高いとこ
ろまで揚がるのでよく目立つ。
 
白線の感じは一見ニセサバ風だが、形が丸く両端が突き出し、背前部の白点を欠き、歯の発達具合や細かさもニセサバとは異なる。帰宅後、後端部の口の内側を子細に見てみると、外唇・内唇部とも細かい歯が刻まれているのを確認できたのでホンサバと同定した。