2006.1.4 (神奈川・N・K・A海岸)
…N海岸での収穫。左キイロFD、中カモン、右クロ。キイロはまだ成熟しきっていない若成貝。
 
…K海岸での収穫。左クロ、中右ハナビラFD×2。このハナビラも微妙に若い感じ。今年の寒さはやはり厳しいのか。去年は年明けでもまだ生きていたが…。
 
…A海岸での収穫。上ヤナギシボリ×2、ナツメモドキ×2。
ヤナギシボリの大きい方は32.4mm。この浜ではこれで4つ目。去年の貝か??
 
…上クチグロキヌタ×2、下左クチムラサキ、右サバ。左のクチグロは今シーズンのものかも。
…いよいよ新年。本当は正月漁火といきたかったのだが、12月の結果からして厳しそうだったのと風邪っぽかったので、打ち上げ探しに切り替えてお昼に海へ。風は弱いのだが、雲の中から時折弱い日差しがのぞく程度で結構寒い。
 
本日はかなり時間に余裕があったので、一渡りポイントを回ってみることにしてまずはN海岸へ向かう。29日に行ったばかりだったのでささっと見るつもり。
 
…先日のツマベニポイントをのぞいて見ると、貝だまりが若干上へ移動している感じ。正月3が日で拾われている可能性もあり、小さめの貝を狙ってかき分ける。すぐクロ1とここではましなカモン小1をゲット。が、後は続かず。まあこんなものかと波打ち際近くへ移動するとキイロFDが。昨年ならばパスしたろうが、今シーズン初物ということでキープ。今年は多分厳しいと思ったが、一応いることはいたのかという思い。
 
その後多少探索したが成果を得ず、次にK海岸へ。浜へ下りてみたが、どうも先だってからここは打ち上げが少なめで黒い砂浜が続いている。クロ1を拾ったくらいで見切りを付け、潮溜まりのぞき込み探索でのFD狙いに切り替える。
 
…4つめの潮溜まりでハナビラを発見。深さ40cmくらいの海藻の間にいた。と、今日はいつものデカピンセットを持ってきていなかったことに気づく。手を突っ込もうかと思ったが、さすがに冷たそうである。なにか道具をと思い、一旦上へ戻る。何か適当なものがないかと目を走らせると、崖のところにちょうど手頃な長さの細長い棒を見付ける。やれ嬉しやと近づくと…
 
…卒塔婆…墨痕もはっきり残っている…。
 
さすがにこれはと後ずさりして辞去。結局近くの洞穴で2mくらいの椰子の葉をゲット(しかもおあつらえ向きに葉が3分の1くらいに切りそろえてあった)。喜び勇んで潮溜まりに突っ込み、触ってみるとすぐ動く。やはりFD。1分後すくい上げることに成功。気をよくして周りを見回してもう一つ発見、これもすくい上げる。やはり、いることはいたか。
 
…車に戻り、A海岸へ急ぐ。23日以来だが、波風が強かった日も数日あったので何かはあるという期待。到着してみると、正月休みの人がまだいるようで駐車場も結構な車が。人の流れが途切れた時を狙い、とっととP浜へ降下。
 
探索開始。降りた地点の貝だまりでazurea化したナツメモドキ1。今シーズンのかは微妙だな〜と思っていると、もう一つ発見。こちらも似たような感じ。やはり昨シーズンのかと考えつつ今度は浜の中央へ向かい、途中のゴミポイントをのぞく。盛大に打ち寄せたゴミを横へどけるとすぐ細長い姿が…。ヤナギシボリ!背に模様もわずかに残っており、今までここで得た中ではもっともましな貝。これはいいぞと喜びつつ引っかき回すもその後は続かず。
 
さらに浜の奥へ。ガスガスのクチグロ1を拾った後、最奥の貝だまりをひっくり返してガスヤナギをもう一つ追加。今度は波打ち際近くをもとに戻りながら探索、ガスクチムラサキ1とサバ1を追加した。やや疲れたので撤収するかと身支度をしつつも、何となしに足下の海藻やゴミを足でどけて目を走らせていると(この感じがわかる人は重症の打ち上げ中毒でせう)、転げだしたクチグロ1。この浜では珍しいことに、あまり朽ちていない貝であった。
 
…3分後、どこかの親子連れを驚かせた後、別の浜へ。先だってとは違い、そこはかとなくいい感じで貝だまりがあったのだが、アヤメの破片があった程度で不発。日没も迫って寒さも増し、鼻水も盛大に出始めたので撤収した。