2006.1.22 (神奈川・A海岸)
…土曜日、朝起きてみると時ならぬ大雪で一面真っ白。しかもますます強まる気配に仕方なく延期。翌日日曜、雪かきを終えた後半月ぶりに海へ出かける。
 
海岸近くになると雪は全くなし。海寄りは温かいのだろうが、30分走っただけでずいぶん違うものである。雪道走りや浜での雪かきを覚悟していたのでまあありがたい。
 
浜に降りてみると、正月からまた貝だまりが動いている。といっても、溜まっていた貝やらゴミやらが持って行かれた感じで「臭い」がもう一つか。足下の「クチダケキヌタ」を蹴飛ばして探索開始。浜を一渡り見たところ予想通りめぼしい大物はなく、FDっぽいのはサメが少々、といったところ。となれば過去の遺産を狙うのみ、木べらでのほじくり返しを始める。
 
…探索開始10分後、ハナビラ未成貝を拾う。今シーズンの貝だろうが、かなり成長に苦労したようで背中が疵だらけ。ご苦労さんとつぶやきつつキープ。続いてすぐ横でオレンジの腹を見付ける。ガスカバホシ。さらにそのまた横を一かきすると薄茶色の腹の細長い姿がちらっと目をよぎる。拾い上げてみると背中は真っ白だが、歯はわずかに色づいている。色と歯からアジロと判断して袋へキープ。この浜では2個目か…うーむ。
 
…さらに先日ヤナギシボリを見付けたゴミポイントを覗くも、全くもってきれいさっぱりだったのでさらに奥へ。奥の貝だまりも大分持って行かれたようで、かき回したが穴あきクロ一個のみ。あきらめかけての戻り際に、執念深くもう一かき二かきしたところ、オレンジ色の大きめの貝が転げ出す。殺気を感じて拾い上げて見ると、模様は擦れきってないもののウミナシジ。やれやれ。この浜3個目。
 
…P浜をあがった後、あちこちの潮溜まりのFDを覗くも不発。別の浜でガスアヤメ小1を得たところで日没撤収となった。さすがに少し時化でも続かないときびしいかなあ…。
 
 
…今回の擦れものたち。上段左からウミナシジ・カバホシ・アジロ。
下段左からアヤメ・ハナビラ亜成貝・クロ。
 
 
…上段の貝の腹側。uncommon3種。