2006.7.1 (神奈川・X海岸)
…取れちゃったイソバナとともに、生態風写真。(最下段のみマクロレンズ使用)
 
 
…蒸し暑さがつのる今週、そろそろ当地でも海に入るのもよいか、と毎年恒例の(?)
「X海岸ツグチ詣」に向かうことにする。空は今にも泣き出しそうだが、なんとかなるさと潜り道具一式を久しぶりに引っ張り出し、車を出す。
 
昨年9月以来のX海岸。林では早くもニイニイゼミが鳴いている。上から見下ろすと波は静かでどうやら大丈夫そうだ。気温29℃。
 
 ポイント到着後、そそくさと着替えて入水。
…っと、思ったより水が冷たい。22〜3℃ほどなのだろうが、潮の関係だろうか。海藻の多い中を進んでイソバナポイントへ。
 
…そして、とある大岩へ到着。この海岸を探索するときはいつもこの岩のこのイソバナから、という自らのルールに従い覗いてみる。今年も取りあえず元気そうで安心する。慣らしもかねて何回か潜行。めくって見るもここにはツグチ嬢の姿なし。3年前以来ここでは見ないなあ…。
 
…取りあえず、さらに沖目のポイントへ。岩に張り付くハゼを散らしつつ、ややしょぼめのイソバナを探索しようとしたら、隠れる気のない☆キヌタ1を発見。この地の個体はA海岸あたりのに比べると餌のせいなのか色が薄い。背中をなでてリリース。…と、すぐ横のイソバナに見慣れた模様を発見。やや小型のツグチ嬢。今年も居てくれたか、の思い。ややほっとしつつキープ。
 
じわじわと冷えがつのってくる中、猛烈に繁茂しているホンダワラ風海藻をかき分けながらの探索。もうちょっと水温が上がれば見やすくなるのだろうが…。それにしても、いつもよく見るピンク色のトサカをほとんど見ない。冬の水温低下が原因なのか??
 
…その後、沖目から近場までポイントを探って5つほどキープ(&数個体見送り)。今回は各ポイントで偏りなく見付けることが出来た。あとはほとんど模様が失せている☆キヌタ2。当地でも寒さが厳しかったのであろうか。
 
探索をはじめて一時間半、半端なく体が冷たくなってきたので(&運動不足のゆえかふくらはぎに不穏な兆候を感じたため)無理せず上陸。
 
薄日も差す磯上はじわっと温かい。まあ、短い探索であったが、今年もまたシーズン一発目を楽しむことが出来たからよしとすべきか…。これからの本番(?)へ向け、あれこれ策を練りつつ帰途についた私でありました。