2006.12.25 (神奈川・A海岸)
…何だか妙にバタバタするばかりの師走。休みというとぐったりという状態で海に出られなかったが、ようやく仕事も一山越え、久々に海へと車を向ける。ここのところ冷え込みも厳しく、風邪っぽいため、打ち上げをのぞいて見ることにし、午後のA海岸へ向かう。少々風はあるが気持ちの良い晴天。土日に結構攫われてるかも知れないが…。
 
人影の無いときを見計らってP浜へ。全面に貝だまりが広がっている感じ。と、奥の貝だまり
が土砂に覆われている。よく見ると上の崖の一部が崩落しており、今日は近づかないほうが無難か。
 
さて手前から探索開始。取りあえず表面の貝を追っていくとすぐにサバ1。…が、ずっと奥までチェックしたが後は続かず。木べらを取り出し一番有望そうな地点を掘り返す。擦れウキ、口だけカバホシ、お馴染み(最近は取り尽くしてきたのか減ったが)擦れクチムラサキ。いかにもこの浜らしい獲物に納得。しかし、風が何とも冷たい。今日は温かそうだなと思って上着を置いてきてしまったのを後悔。早めに切り上げることにし、波打ち際よりで割合新鮮なツグチ1・若ウキ1を追加して、1時間ほどで探索終了。ささっと撤収した。
 
車に戻って上着を着込み、北よりの磯へ。…だが、大分先客にほじくられた気配がありあり。すぐに転進を決意。
 
ちょうど昼干潮を迎えるころとなり、キイロ・ハナビラの様子を見るため、磯へ出る。何カ所かで潮溜まりをみるがやはりいない。そのまま磯をたどり、前回のポイントへさしかかった途端に目に入るキイロ。しかし、もう死殻である。12月に入ってから寒かったからなあ。やはり今年も年は越せなかったか。よく見ると周辺の潮溜まりにぽつりぽつりとキイロの殻が見付かる。幼貝から成貝まで一通りゲットする。結構いろいろ歩いたが、この海岸で見付かったのは結局このポイントだけか。ハナビラは今回も見られずじまい(擦れまくった若貝は見かけたが去年のっぽい感じ)であった。うーむ。一昨年のような収穫は今年もむずかしいかも。
 
追記: この海岸近くの気温の変化を調べたところ、11月29日に4.3℃、12月5日に3.0℃  
最低気温を記録しており、キイロ達はこのあたりの寒波で死滅したのでは…と思う。
 
 
…左上からクチムラサキ・ウキ2。下段左からカバホシ・   …キイロいろいろ。上段成貝・中段亜成貝・下段幼貝。11
ツグチ・サバ。ウキとツグチは今年の貝かも知れない。   月24日から幾ばくもなく死滅した模様である。