2007.2.24 (神奈川・A海岸)
…極めつけの暖冬となった今シーズン。海へ出たいところだったがなかなか諸事情あって許されず、ずるずると2月の下旬となってしまった。本当は先週出ようと思ったのだが、ひどい風邪と仕事にかかってしまい無理。一週間たった今日もまだ完全に抜けきってはいないのだが、とにかく車を出す。風は北風強く、風邪&花粉症の身には鼻水との戦いが待っていそう。空もやや雲行き怪しく、短時間勝負を胸に秘め昼過ぎに出撃する。干潮は夕刻。
 
さて、一月ちょっとぶりのA海岸。風がとにかく冷たく、防寒用のカッパを着て浜へ。まずは直下の貝だまりから。ここの溜まりは余り良い思いをしたことがないが、そこはかとなく良い雰囲気を感じつつざっと探索。程なく超ガスウキ1を発見。そしてその近くで麻雀の100点棒を見付ける。(過去の記録によると、2005年11月、2006年3月と確認されている。「二万」の牌も過去あったし、この浜のどこかに牌のセットが流れ着いて潜んでいるのであろう。)
お約束で「一本場…」とつぶやくが、やはり後は続かず。さらなる徹底探索は後に回し、岩をまわって奥へ進む。最奥の貝だまりに目をやると、また新たな崖崩れで土に覆われており近づかない方がよさそう。
 
とりあえず手前の貝だまりをつついてみる。クチグロの破片を放ったのち、ウキ1発見。さっきよりは大分ましだ。まあいいか、と拾い上げた途端にその先数cmでもう一つ。今度はかなり良い感じの殻。段々よくなる法華の太鼓か。よしよし。
 
ざっと探索を終えたところで、今度は木べらを使ってピンポイント掘り起こし探索に入る。狙いは当然先ほどのウキ連発ポイント。程なくガスウキ1を追加。こんなこともあるんだと思っていたらまたまたウキの腹部だけのを見付ける。これはスルー。
 
今日はウキデーか、とつぶやいたがそのとおりであとのお宝はさっぱり。かろうじてガス白玉1を見付けた程度。しかし風はかなり強まっていて半端でなく寒い。干潮までまだ間はあるものの、鼻水との本格的な戦いも始まり、そうは長居できそうもない。少しでも風のよけられる最初のウキ発見地点へ移動。そして最初の一かきでまたまた小ガスウキ。去年の3月を上回る連発。新旧取り混ぜてではあるが、この浜では珍しいことである。このポイントではさらに小クロ1・小ガスアヤメ1を追加できた。アヤメはこの浜ではかなり久しぶりの対面であった。
 
…ここでP浜を撤収。一息入れて北の浜へ向かったが、貝だまりの雰囲気が良くない感じの上に、先客が探索した後がありありだったので、ちょっとつついて探索を切り上げる。まだ干潮に少し間があったので、低い潮溜まりに寄せた貝狙いで南の浜へ
風はややおさまったものの、寒さは格別で夕刻近い浜はほとんど無人。岩飛びしつつのぞき込むが収穫ナシ。ちょっと歩くが、昨年12月に覗いた磯で南方系狙いでも、とさらに足をのばす。が、前回潮溜まりでポツポツ見かけたキイロFDたちは、誰かに攫われたのか、波に持って行かれたのか、一つも見付けることはかなわず。今にも泣き出しそうな灰色の空に、背中を丸めて足早に駐車場へ急いだ私でありました。
 
        
      …上段左からウキ×4。下段左からウキ・アヤメ・クロ・シラタマ。アヤメは去年さっぱりだったので
        うれしいが、この貝もかなり古そうな感じ。