2009.8.19〜23 南国X島夏修業后舛修裡
3日目:8月21日(木)  「いざ、転石の岬に」 
…熱低の影響もあるのか潮位がかなり高いO海岸。
 
…フネアマガイは隠れる気はない模様。
 
…コナカハグロトンボ♂。縄張りを主張しておりました。
 
…某渓流にて。上段左トウガタカワニナ×2、オカイシマキ?ドングリカノコ。
下段フネアマガイ×2。
 
…G海岸打ち上げ。左リュウキュウマスオ?右シワミノムシ。
 
…横笛浜よりコモン岬沖。何が飛び出すか??
 
…この中にコモン2・サバ・ヤナギシボリが隠れています。
 
…手乗りヤナギ。外套膜は出してます(笑)。
 
…シラタマガイ発見。すばやい動きで暗がりへ逃げ込もうとする。
 
…3日目収穫。上段左からコモン・サバ×2・シラタマガイ。下段スソムラサキ(わーい)・キイロDwarf・ウキ若成貝(死殻)。
 
…お宝以外。ミカドミナシ・アジロイモ・ウニレイシ。
 
 
 
 明けて3日目。本日の狙いははっきりしていた。自分の中で浅場転石といえばここ、というポイント。潮の流れのせいだか何だかわからぬが、やたらに大きなサンゴ礫が寄せ集まる
横笛浜〜キタイ浜沖。とはいえ、一昨年は「コモン岬」の仇名通りのコモン天国(サバ1)。去年はといえばコモンも含めて全般少なめ、クチムラサキ1と、見た目に比べて収穫の少ないポイントではある。ただ、美味しそうな転石がやたらにあるので一度は見ておくべき、と厚手の手袋の用意をしておいたのであった。
 
 
 
 
 
 そうはいっても、朝一は満潮。2m以上のところで転石を繰り返すのも結構な負担なので、まずは未探索地のリサーチを行うことにして、車を走らせる。
 
 
 
 
 
 最初に停車したのがO海岸。見渡すとマングローブの繁茂する海岸線+流れ込む渓流といった趣き。お宝の匂いは希薄だったが、淡水産カノコは如何にと気分転換を兼ねてリサーチ。水面をトンボが行き交い、岸ではベニモンアゲハが給水する姿も…綺麗な流れの中の岩肌にフネアマガイやトウガタカワニナが点々とついている。ひとしきり冷たい流れに踏み込み、後学のために少々ゲット。ついでにカノコを2つ拾う。蒸し暑さを忘れる楽しい一時であった。
 
 
 
 
 
 さらに車を進めて先のG海岸へ。かなり遠浅の感じの砂浜。打ち上げを見るとヤクシマ・キイロ・ハナビラがたまにあるかな、という状況。ちょっと入ろうかな、と思ったが水がかなり濁っていたので止めておく。2,3打ち上げを拾って退散。
 
 
 
 
 
 
 また車を進め、地図で見て気になっていたL岬付近へ。良い感じのところではあるのだが、有刺鉄線でガードされ、降りるルートが見付からず断念。ふーむ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 時間も10時を回り、そろそろ頃合いかと車を走らせて横笛浜へ向かう。途中ロマンあふれる名のスーパーに寄って補給物資を購入したのち、無人の浜へ降り立つ。遠くでサンゴ見物の船が一艘停泊している。熱低が忍び寄ってきているようだが、天気も波もまだ問題なし。潮は大分引き始めている。
 
 
 
 
 
 あたふたとエネルギーを補充し、とっとと着替えて入水。手前はいつもながらの笹濁り状態。まあ視界は結構あるので問題ない。転石一個目でハナビラのペア。まあ何かいるのは良い傾向だ。
 
 
 
 
 さらに前進、特に大きめの死珊瑚を狙ってめくりまくる。…が、その後は何も出ず。場所をやや移動しつつ、本命のコモン岬沖へ。良い感じの転石がたくさんあるのだが、ムラが激しい場所。まあ「転石での収穫はめくった数に比例する」という大原則の下、今年もまた転石マシンと化すとしよう。
 
 
 
 
 まず出てきた小さなアジロイモを取りあえず袋に納め、さらに探索をすすめるとコモンがぽつりぽつり。小さくてガッチリした良い感じの個体をお守り代わりに袋に入れ、さらに続行。っと、期待せずにめくった30cmほどの礫の裏で穴にいくつもお宝がはまっているのを発見。コモン×2、右に隠れるようにサバ、さらにコモンの奥にもう一つ黒い影。取り出して見るとヤナギシボリの幼貝。証拠写真として「手乗りヤナギ」を試み(なんだかんだ言ってやってるし(笑))、穴に戻してリリース。
 
 
 
 
 
 ちょっとテンションがあがり、さらに探索続行。半畳ほどの平らな珊瑚礫をめくると、端に小さなピンクがかった丸い姿。シラタマガイ!
今年は南紀でも「久しぶり」の出会いが続いたが、こちらでもかという感じ。結構素早く這うので何枚か写真に納めてゲット。よしよし。
 
 
 
 
 
 やる気がもう一段アップしてさらに探索続行。近くの同じような大きな礫をめくるとまたサバ。また近くで妙に小さいキイロと、レア品ではないが飽きない程度に面白い物が飛び出す。と、ここで時計を見るとお昼過ぎ。ややくたびれたので一度浜に揚がってエネルギー&水分補給とする。
 
 
 
 
 
…一息ついて、今度はさらに先のキタイ浜沖へ。入水前に打ち上げを見たが、さっぱりだったのでどうかなあと思いつつ探索開始。そこそこの大きさのミカドミナシを見付けてお呪いがわりに袋に納め、エッジ付近を見に行くことにする。こちらは大きなクレバスが何本か走っているので、引いていてもエッジに出やすいのだ。クレバス内の転石や陰のぞきをしつつエッジに向かう。エッジはさすがに視界が良く、群れ泳ぐ魚と戯れつつウニ穴などを見ていく。が、ここでもハナマルの姿はなし。ふーむ…。
 
 
 
 ひとしきり探索したがどうも匂いが薄そうなので手前に戻る。キタイ浜からさらに先を進んでみたが、転石は少なくなり、一面砂漠状態のところも出てくる。これはダメだと踵を返し、キタイ浜沖で時間まで転石をすることにする。ただこちらはお宝の姿は薄く、コモンがたまに飛び出す程度。厳しいなあと思い、コモン岬方面に戻ろうと考え始めた時、返した礫からポロリと落ちた丸い姿が…。
 
 
 
 
オレンジに彩られた歯。
 
 
 
よしよし、スソムラサキ(アミちゃん)ゲットだぜ!
 
 
…小さいが綺麗な成貝。あれだけ出会えなかったのに、今年はこういう巡り合わせなのか。X島では打ち上げも見ていなかったので全く期待してなかったが…。
 
 
 嬉しくなって強欲モード(中)発動。周囲を探索しまくったがコモンが少々出たくらい。いつもながらであるが、うーむ。夕刻も迫り潮も大分上がってきたので撤収した。
 
 
 初日はショボかったが、だんだん良くなる法華の太鼓か。手袋が一組すり切れてだめになったが(いくつ石をめくったんだ?)、楽しく遊べた3日目、美味しいビールを飲めたのでありました。    
                    (つづく)