2009.12. 4  (神奈川・K海岸)  
 前回より2ヶ月。いつの間にか漁火シーズンを迎えたものの、11月は動けず。あっという間に師走に突入し、体調はもう一つなのだが、どうにも我慢できなくなって出撃を決め、久しぶりにウエーダーを引っ張り出す。干潮は12時過ぎ。寒さはそれほどではなさそうだが、南海上のナルト22号からのうねりがあるようで…ふむ。

 21時過ぎに出動。雲が多いながら雨の心配はなし。1年ぶりのK海岸に到着すると、Pスペースが大きく波で削られ、10月の台風の爪痕もそこここに。果たして貝たちは…?

 着替えながら海に目をやると、風はほとんどないものの、闇の中に白波が結構見える。気温は10度を切るくらいか。動き回ると汗ばみそうな予感。ライトをつけ、磯へと向かう。

 いつも始めにのぞき込む大岩の下をチェックしていると、何だか見にくい感じ。…?と思ったが、すぐに失敗に気づく。先日眼鏡を新調したのだが、遠近両用(歳だね…)にしたので顔を横向きにしてあれこれのぞき見るのにピントが合いにくいのだ。うーむ、今度は前の眼鏡を用意せねばならぬか…。
 さらに潮位が意外に高い。干潮まであと2時間、いつもならとっくに露出している箇所もまだ波を被っている。やはりうねりか…。低いエリアは厳しいだろうなあ。
…K海岸。夜景。暗くて波は見えませんが。
 
…岩に貼り付く物体X。
 
…岩の下に集うオミナエシ。数が多いせいか、小型の個体が目立つ。
 
 気を取り直して北の方へ向かう。お宝の姿もなし。ぱっとしないなあと思いながら進むとヒジキエリアで異様な橙色の物体を発見。よく見るとシボリ。水中でもイソギンチャクチックな姿だが、水上だとドロッとした感じでなおのこと物体X的である。
 
 
 周囲にはホシキヌタがポツポツ。温帯系が優勢か…。キイロやハナビラ、ハナマルの姿はなし。うーむ。
 
 
 さらに先へ向かう。ハナマルの幼貝がようやく顔を出すが少ない。奥の方へ潜っているのか…。
 
 
 干潮が近づくが、波の威力が増している感じで、こんなところも?というあたりまで水が上がってくる。この浜のお約束通り、徐々にオミナエシとメの姿が目立ち始めるが、相変わらずキイロ・ハナビラはなし。ハナマルは成貝を一つ見たくらい。ヤクシマ・ハチジョウは…出ず。南方系はハズレ年か?
 
 
 退屈紛れにオニイソメを引っ張ったりしたが
大して面白くも無し。さらに北へ向かって探索を続けたが、波はさらに高くなり始め、風も出始めたため、無念の探索終了。台風の影響かはたまた黒潮の具合か、あと二回ほど今月はチャンスがありそうだが、果たしてどうするか、うーむ…。