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仕事がらみでいい加減うんざりして、海に出たいと思っているうちにはや9月も終わり。青空を見ているうちにどうも我慢ができなくなり、昼過ぎに仕事場から逃走することに。
潮周りや干潮時間もわからぬまま車を走らせる。窓から見える海はやや引き加減、といったところか。A海岸の駐車場に滑り込む。平日の昼間だが結構な車。うーむ。見回すとシルバー世代があちらこちらで散策やら釣りやらといった風情。BBQ軍団の狼煙は見えず、さわやかな秋の午後。
おなじみP浜を上から見ると、多分潮高80cmほど、これからさらに上げ加減という感じ。いつもの降り口は露骨に遮断されており、人の気配がする中では憚られたので、裏へ回り崖下りルートへ。
2分後、浜へ降り立つ。しばらく前の台風の名残か、かなりの漂着物がたまって異臭を放っている。奥の方は崩落した土くれが波でさらわれた様子。どうやらこの感じなら久しぶりに奥まで探索できそう。
いつものヘラを忘れたので、転がっていた竹を折って作った即席ヘラで探索開始。何度もいい思いをした中央から。と、すぐに藪蚊が襲撃を仕掛けてくる。たちまち2〜3機撃墜するが、後続が絶えずになかなかうるさい。落ち着かない雰囲気の中、奥へ向かって探索続行。カミスジをひとつおまじないでキープした後。ガスったナツメモドキ、クロを追加。さらに奥へ進んでクチムラサキ。
蚊の猛攻を払いつつ、奥でターンして今度は波打ち際近くの貝溜りを見ていく。メダカラとチャイロキヌタの群れの中から何とかツマベニメを一つ発掘。この浜では初めてか?一応来た甲斐はあったか。やれやれ。
猛攻を避けて手前側へ。いい感じで貝がたまった感じだがいい思いをすることは本当に少ない。
しばらく探索したものの、今回も駄目。少々くたびれたので崖をよじ登って撤収。
さらに熟年チームがそぞろ歩く浜を抜けて北の浜へ。潮はかなり上げ加減。こちらは今回の台風では貝溜りがさらわれた感じでめぼしいものはなし。吸血鬼の次はなぜか睡魔に襲われ始めたので、早々に車へ戻る。
もういくばくもなく夜磯のシーズン、ぼちぼちウエーダーを引っ張り出しますか…。
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