2011.7.16〜18 南紀オフ貝2011
       〜新たなる試練編
第1日目〜2011年7月16日(土)  「鉄板…!?」
 お馴染み南紀オフ会、2002年に始まって以来今年でついに10回目を迎えることになった(パチパチパチ)。本年度も現地くだまき会長のコーディネートのもと(今年もありがとうございました)南紀に全国から強者が結集した。

 いぢられ役のあのお方の不参加は残念であったが(しかし、いなくてもどのみちいぢられるのは変わらない事もまた疑いない事実である)、おなじみ三咫烏副会長が3年ぶりに復活、さらにサプライズの東の名潜水写真家夫妻の参加と、ナルトの足音が近づきつつある南紀で、今年もまた熱い集いが始まったのであった…。


 さて今回仕事疲れ対策?のため長距離ドライブを回避し、空路白浜空港から前夜レンタカーで現地入りした私。朝目覚めると紺碧の空、しかし数日前から恐れていた事態が現実のものに…。

 ナルトが北緯20度ラインで発達中、うねりのため波は2〜3mというこのパターン。うーむ。

 気を取り直し、いつもの場所・いつもの時間に乗り込むべく車を走らせると、海はまだそれほどではない感じ。今日はとりあえず大丈夫そうだ、と安心しつつ集合場所へ滑り込む。案の定?駐車場の奥に見慣れた車が二台。そして朝早くから怪しげな人影。

 時間に集まったのは4人。おなじみ百舌鳥さん、復活三咫烏副会長、新種のヤドリニナに寄生されたのではという噂のきつきつぼさん、そして私である。AさんはT夫妻とボンベ方面に、あさきちさんは急用のため明日から、などという参加者情報に始まり、あのお方が今回来られない本当の(?)理由や、フナムシのように人の周りをぐるぐる回った話など重要なニュースを交換していると(笑)、いつもの車でくだまき会長、そしてTV出演で爽やかになったのではと一部で噂のUさんが登場し、とりあえず、今回のスターティングメンバーが集結完了。
 明日以降の厳しさを考えると、今日やるだけやった方が…という会長のご決断もあり、まずは潜り・磯組ともここのところ定番化している「イラモの楽園」P浜方面へ向かう事に決定。干潮は昼過ぎ、時間はたっぷりありそうだ。
 
 思い思いに着替えた潜り組(百舌鳥さん・きつきつぼさん・私)がポイントへの行軍を始めると、早速砂浜に怪しい影が2つ…。
 
 波や砂と戯れる少女2人、そして近くで何やら囁きつつ、貝だまりをつつき回す「黒い」男2人(1人は激しい日焼けに黄色タンクトップ、1人は上下黒装束に白い長靴+水色バケツ)の妖しいコントラスト。その正体は言わずと知れたUさん&会長。
 
 自らの格好は棚に上げつつ、近くに親がいたら絶対「近づいたらダメ!!!!」と悲鳴を上げるに違いない、と深く頷き合いつつ行軍を続けた我ら3人は数分後P浜に到達。さて今年は??
 
 荷物を置きつつ海を見やると、風裏に当たるこの場所では波はまだ静かで、昨年と同じ雰囲気。イラモ対策として昨年手袋越しに指の甲をやられた私は、極薄のビニ手袋を用意し防備をはかる。
 
 さて、着替えも終わって入水。干潮までは約3時間。日照りが続いたせいか、濁りもなく浅場から見やすい状況。これはいいぞと手前から気合いを入れて転石を始める。
 
 
 
 
 1つ目…2つ目…3つ目…んんんんん????
 
 
 
 
…様子が何かおかしいことに気がつく。  
 
 
 
 昨年や一昨年は、このあたりからハナビラ・ハナマル・コモンあたりが乱れ撃ちだったはずだが?
 
…ほとんど転石下から現れないのだ。カノコやツマムラサキメを得たゾーンにも、何もなし。そして、貝たちの守人?イラモも少なく感じる。首をひねりつつ沖方向に向かうと、ようやく何の変哲もないメ2が登場。大きめの転石からはようやくヤクシマが登場。転石マシンと化してめぼしい礫を返してみるものの、いかにも少ない…これはいったい???
 
 潮がさらに引いてきたので少し沖の沈み根へ向かってみる。ソフトコーラルもやや小さめか。ハナビラ・ハナマルがちらちらとウニ穴にはまっているのが見える。ソフトコーラル下にはよくアヤメが潜んでいたものだが、たまにいるのはハナマル。うーん、キビしいなあ…。ソフトコーラル上に若いマメウサギやセロガタケボリを見つけ、写真に収めた程度。
 
 少し探索範囲を広げて北よりへ向かう。ややイラモの量は増してきたようだが、相変わらずお宝は薄い。浅瀬に乗り込んで返しまくっていると、ようやく小さめの石下からコモン3がまとめて登場。あとはヤクシマがぽつりぽつり。それでもひるまずクソ粘りを続けたが(百舌鳥さん・きつきつぼさん、遅くなり心配かけてスミマセン)、波でバランスを崩して右腕をイラモ群にぶつけてしまうなど、いい加減やる気が削がれてしまって上陸することに。お二方もまったくの不作で、鉄板と思われたポイントでのまさかの貧果に、三人は肩を落としつつ浜への長い行軍へと向かうのであった。
 
 車で出迎えた副会長へ報告を済ませると時刻は2時近く。いつものここしかないレストランへ向かう。
 
 磯組も合流し、食後もなんとなくグダグダしたのち、一行が次に向かったのは打ち上げの聖地Xポイント。とはいっても好天が続いた後ではあまり期待が膨らまず意気上がらぬ一行。駐車場で@メさんが合流し、一応早足で(笑)浜へ。
 
 予想通り?思い出の品々を拾うに留まった一行は、夕刻浜を引き上げ宿へ。ここでAさんや初参加のIさんも合流、例によって超高級昆虫風スーパーに向かい買出し。T夫妻も合流してそのまま丘の上の秘密の会場へと各自なだれ込んだのであった。
 
 貧果にあえいでもそこは酒と貝があれば元気を取り戻す一行。妙に緊張感のある自己紹介の後は、例によって下を向きながら熱弁を振るう面々。いつものオフ貝の雰囲気が戻り、食べ物飲み物そっちのけの熱い話は日付が変わる直前まで続いたのであった。
 
…ただし、今回は危険物を振り回すような人はいなかったので、とても大人の空気が漂う貝になりました(笑)。
 
                      (つづく)
 
…O浜にて。怪しい影2つ。少女は一応カットしておきました(笑)。
 
…おなじみPポイント。対岸は大波だが風裏のこちらは凪。
 
…ウミキノコに潜むマメウサギ。中央付近の黒い影がそれ。
 
…トゲトサカ上にわかりやすく潜むセロガタケボリ。
 
…拡大図。まだ若い個体でした。
 
…陽が傾き始めたXポイント。満潮も近く、打ち寄せる波をよけながら
の打ち上げ拾いに。