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 3月末は職場が変わったりなどもろもろあって結局海には出られず。4月初旬の大潮も動けずじまいであったが、ようやくこの週末になって時間ができた。仕事を片付けて昼過ぎに出動。大潮の干潮からやや上がり始めたころか。天気は曇り、冷たい風が少々。
 
 駐車スペースに車を置いて、とりあえず半年ぶりのP浜へ。BBQ軍団の狼煙合戦を横目に見つつ、観光客の視線を避けるため、本日も裏ルートの崖からアプローチを試みる。大きく引いた潮、浜全体の感じは半年前と変わらぬ様子。浜の中央に海草と礫混じりの大きな貝だまりが広がる。
 
 降りたってすぐ足下にガスったウキ。まずは浜の奥へ向かって表面探索を進める。少し進むと完全にレギュラー化した感のあるクロ。さらに大粒のサバ1。お約束とも言えるナツメモドキ若貝連発。さらに大ガスのテンロクケボリ。ふーむ。まずまずのすべり出しにうなずきつつ奥へ。
 
 
 
 …一通り眺めたところで何となく少々戻って崖の際を探ってみる。礫混じりの貝だまり。早速転げ出たのはクチムラサキ。この地にしては珍しく、肥厚の進んだ成貝。気を良くしてさらに右へと掘り進む。
 
 
 
と、出会いは唐突に訪れた。
 
…左上から、ハツユキFD・クチムラサキ・ナツメモドキ。下段サバ・クロ×2・ウキ。昨年末は気温が低かったのでどうか、と思っていたが、意外に南方系は良かったのかもしれない。
 
 
 
 
 
…カバフ成貝。なかなか当地では出会えずにいたが、ようやくゲット。
P浜久々の初物。43mm。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…これまた久しぶりのヒメホシ。39mm。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…ヤクシマ。この冬の貝であろうと思われる。大きさ70mm。
 
 礫下に半分隠れた腹を上にして転がる中型の宝貝。目に飛び込んだ褐色で太い歯。
 
 
…これは!!!
 
 
一瞬の火花、確信を抱きつつ取り上げる。
 
やったね!
 
 
 
カバフダカラ!!
 
 
 
 
久々のP浜で久々の初物。背は擦れているが完全な成貝。
 
 
 
そして、久々に強欲モード発動。周囲を慎重にほじくり返す。クロとナツメモドキ若貝。
 
 
 まあこんなものか、と一旦手を休め、波打ち際を見やるとはっきり上げ始めの気配。早めに下の方を見た方が良かろうと、岩を回り良さげなのに余り良い思いをしたことのない手前の貝だまりへ。いつもよりは上側へ押し寄せられた感じ。
 
ここは小さい貝が多いので目線を下げて探索したが、残念ながら空振り。どうも雰囲気がよろしくなさそうなので、早々に撤退。
 
 
…さて、ここまでで1時間ほど。とりあえず来た甲斐はあったし、上がろうかなと思ったのだが、何となく心惹かれるものがあって、先ほどのカバフポイントに舞い戻る。これが好判断。
 
 
今度は左奥へと表面を掘り進む。っと、また礫の陰に丸い姿。白い腹が見え、ホシキヌタかと思ったが、ちらっと茶色の歯間が見えた。
 
これで決まり!
 
 
ヒメホシダカラ!
 
 
 
 まだ若い貝ではあるが、歯のある貝はこの浜で3つ目。よしよし、舞い戻った勘は間違っていなかった。
 
 
 
 
再び強欲モード。
 
…と思い、探索を再開した刹那、目に飛び込んだのは海草の固まりの中、あのおなじみのアラビア模様。
 
 思わず声が出る。あたふたと引きずり出すと思いの外の大型。
 
 
 
ヤクシマダカラ!!
 
 
 昨年10月に亜成貝を拾ったが、これは模様がしっかり出ている成貝。まだ肥厚は少なく軽い個体ではあるが、なかなかの大物。2005年8月・翌年3月に同じ貝の破片を半年おいて拾ったというあの事件以来。しかも今回は破片ではない。よーしよし。
 
 
 久々のお宝連発に気を良くし、そばにあったこの浜には珍しいFDのハツユキを追加して撤収。
 
 
どんなものかなあ、と思っていたしばらくぶりの打ち上げ行でしたが、半年間ため込んだパワーが炸裂?P浜の実力を久方ぶりに堪能できたのでありました。