c40b1279.gif
 2012.7.28〜8.4 南国X島夏修行次舛修裡
myweb1131001.gif c40b1054.gif
第1日目〜2012年7月28日(土)  「疑惑は確信に変わる
 南紀オフ貝の熱もさめやらぬ28日早朝。南へ向かう飛行機の機中ではウトウトしつつも立川志の輔の「新訳・しじみ売り」に耳を傾ける男の姿があった。昨年の修行で残された宿題を反芻しつつ、あれこれと妄想を膨らませる男には、遙か南に刺客が生まれつつあることなど全く思いも寄らぬことなのであった…。

 上々の天気のJ島に降り立つ。レンタカーに飛び乗り、昨年同様途中の最大価値のスーパーに立ち寄り、昨年見ただけに終わったQ岬へ向かう。着いたのは昨年同様昼前。昨年同様潮回りは長潮でゆるゆると満ちつつある気配。最小限の荷物を持ってエントリーできそうな浜へ。沖合にはダイビング船か?何隻かがもやっている。

 飛び込んでみるとかなり速い潮のゴロタ場。波打ち際近くからハナマルがぼちぼち登場してくる。少し進むと深さ4〜5m内外で大岩が点在する珊瑚場へ。大きめの礫を狙ってめくるが何も出ず、何かお宝の匂いがしない感じ。それにしても気になるのはオニヒトデ。右を見ても左を見ても、いやでもいくつも目に入る。結構期待していたポイントだったのだが、あまりゾッとしない感じなので早々に揚がる。

 そこで着替えもせずに昨年もチェックしたLポイントへ向かう。潮はかなり満ちてきてほぼ満潮か。まあ遠浅なこのポイントではちょうどいいかも。
 入水後、浅場でハナビラが2〜3。ナツメモドキは死殻を一つ見たのみ。またまたお宝の雰囲気が薄い感じで先へ進む。昨年コモンが続発したあたりも沈黙が続く。ここでもオニヒトデがちらほら。何だかなあ…という感じに駆られる。結構めくる物はあったので続行したがこれと言った成果はなし。うーむ…。
…今年のLポイント。エッジにはシュノーケリングのガイド船
 
…Lポイント近くにて。アマミトゲナナフシ…かな。
 
…超遠浅M浜。
 
M浜にてSP疑惑?の貝たち。上段ヒナメ×3・ゴマフ・ショクコウラ幼貝?下段ヤセザクロ・ワスレシラタマ・コムギツブガイ・ハダカムギガイ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…今年のC浜海中。
 
…エッジ周辺。サンゴは健在でした。
 
…今年の男浜海中。
 
…この中にリュウキュウ若貝が潜んでいます(分かりにくい!)。
 
日も傾き始め、車を返す時間もあるので撤収。某所へ向かい、今晩以降のための特殊燃料を買い込むと返却まであと30分少々。ここで昨年も訪れたM浜へ行ってみる。昨年、ここで場所にそぐわない感じの貝を拾い、その際はこんなものかと思っただけであったのだが、その後の南国冬修行での経験から、ある疑惑を抱いていたからなのである。
 
…ここ数年急速に進むもろもろの開発・工事。
…港にあった大きな砂山。
 
 
ここでもサンドポンプかあ…。この浜でも近年護岸工事があったことは一目瞭然だしなあ。
 
 
…となると、深場の貝がまだまだあるのか?
時間はないが見てみる価値はある。そんな思いで浜に降り立つ。早足で上部の細かい貝だまりを見ていく。まずシラタマ。さらにシラタマ各種・ザクロがぽろぽろ。これは浅深両方ある貝だよなあ…と思っていると、真っ白なツマベニメダカラが連発。さらにガスだがゴマフ。そしてやけに真っ白で艶のある怪しげな貝(ショクコウラ幼貝?)、時間切れ直前にヤセザクロ!と来た。
 
 
 
 
どうやら…ねえ。
 
 
 
…疑惑を確信に変えて浜を後にする。時間があれば帰りにでも再訪することを決意し、昨年同様そば屋でサメのフライや島らっきょうを肴に、なでしこJAPANの試合に没入する夜を迎えたのでありました。
 
                      
 
 
 
第2日目〜2012年7月29日(日)
 
「疑問は現実に変わる」
 
 
 
 朝の船でX島へ。昨晩遅くのニュースで台風9号の発生を知る。波高はうねり込みの4mだが、まあ風裏なので何とかなるだろう。車を借りてまずは恒例?宿の近くのC浜へ。
 
そそくさと着替えを終え、ちょっと打ち上げを見るが何もなし。暑いのでとっとと海中へ。予報からして、日が経てば経つほど海況は悪化するのが目に見えているので、エッジ付近を狙ってみる。本来ハナマルの多いゾーンなのだが、カニの活躍?のためか真っ二つの殻がちらほら目立つ。エッジ付近にある礫をチェックしたが生貝は不発。ややましなアミメの殻を一つ拾ったくらい(乾燥後真っ白…)。小一時間見回ったがこれと言った収穫もなく、一度揚がって干上がった場所の礫返しに従事する。レギュラーメンバー以外は顔を出さないため、昼過ぎに移動を決意。潮もそろそろ上げ始めており、昨年探索した男浜の浅場探索が頃合いの時分。着替えずにそのまま車に飛び乗り、移動する。
 
 
 Pスペースに車を置き、最低限の荷物を持って、男浜へ行軍。途中の八丈敷は潮に没しかけており、ご機嫌伺いは明日以降にして先へ。
 
 
カヌー人がちらほら沖を遊弋するのを見つつ、男浜へ到着。日差しはかなり厳しいが、海の中が明るいのは歓迎か。とっとと海中へ。
 
 
 
 
…探索を開始してすぐに思った。
 
「それにしても、2年続けていい思いをした場所ってあったかなあ…」
 
 
 
疑惑はすぐに現実のものに。
 
 
 
…去年はお宝以外も含め何か生き物の匂いの濃さを感じた場所なのだが、今年は明らかに薄い感じなのだ。
 
 
うーむ。
 
 
 
礫返し用に今回用意したスクレーパーもどきはいい感じで活躍したのだが、これではねえ…。
 
 
 
いい加減探索を続け、やっとの事でリュウキュウのFDを見つけ、それをヒントに周辺を探してようやく生若貝を発見。やれやれ。
 
 
…しかし、後は続かず。後学のためにいくつか貝を拾って上陸する。
 
 
着替えた後、宿へ向かおうと車をスタートさせると、直後細道に駐車する車が。脇道など何もないので立ち往生。横の浜で遊ぶ家族連れに聞くと「ゲートボールの道具を持った女性が…」とのこと。さらにしばらく待ったが音沙汰なし。何だかなあ…。
 
 
…怒る気にもならず、ぼんやり見上げた南国の空はどこまでも青く続いていたのであった。
 
 
 
(その後、近くで作業していた地元の兄ちゃんに頼んで連絡してもらい、近くの宿のおばちゃんが飛び出してきて一件落着。何でも海から戻ってくるお客を迎えに来ていたとのこと。やれやれ。)
 
 
                   (つづく)