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 2012.7.28〜8.4 南国X島夏修行次舛修裡
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第3日目〜2012年7月30日(月)
 
 「天気不穏なれど波低し
 
 
 夜明け頃から不穏な感じの天気。予報を見るとナルトの外側の雲が完全にかかり始め、午後から荒れ模様になり雨・風に注意が肝要、とのこと。風向きからしてそれほど影響はないか、と高をくくり、再び布団に潜り込む。
 
 ロマンティックな名前のスーパーで買い出しをし、本日はキタイ浜へ。久々に打ち上げがかなり溜まって少々つついてみる。ガスのスソヨツメとイボ。こんなのがあっさり見つかれば幸せなのだが…何せめくる物は多いが普段からお宝は薄いしねえ…。エッジ付近は結構波立っており、リーフ内にもさざ波が立っている状況。まあもうちょっと引けば変わってくるのだろうが…。
 
 
 早速入水。手前側はやや濁っていたが、リーフ際から割合近いので大したことはない。風もあってか潮の流れは結構あり、どんどん西へ流されていく。とりあえずがんばってまっすぐ沖向きへ向かう。スソゾーンあたりでとにかくめぼしい物はどんどん返していく。案の定のコモンがぼちぼち。ここでよく見る痩せたキイロも少々。
 
 
 ある程度沖へ出たところで潮に身をまかせつつ探索続行。お宝の匂いはやはり薄い感じ。後学のために写真をあれこれ撮りながらドリフトしていく。大きな礫を返してこぼれ落ちたお宝があったので一瞬色めき立ったが、サバのFD。うーむ。
 
…何百個目だったか、ようやく大きな礫の下から色の違うお宝が登場。ヒメホシ。昨年とほぼ同じ地点か。やや希望の灯りを感じて周囲を見るも不発。このあたりまでくると、かなり浜近くまでクレバスが迫っているので、潮流に気をつけながら少々探ってみるも不発。うーむ、ナルト襲来を予測して奥深くに潜ったのか…?
 
 
 一度上陸してスタート地点に戻り、今度は東よりのコモン岬沖を狙うことにする。コモンをちらちら見つけながら沖へ出てみる。っと、ここで雨粒。上空にはかなり不穏な色の雨雲。東を見ると遠くの景色が見えない。来るな、と思った途端に猛烈なスコールに包まれる。水面に顔を出して耳を澄ますと雷鳴の気配。いやな予感がしたので急いで上陸する。
 
 
 いつぞやのオフ貝のごとくこれならシャワーがいらないな、とお気楽に考えつつしばらく待機し、やり過ごしたところで探索再開。また来る気配が濃厚だったのでそこそこの沖向きのところで転礫にいそしむ。…と、背中が痛いな、と思ったらすでにスコールの中。耳を澄ませながら一応上陸。(以下、3回繰り返し(笑)。)
 
 
 そんなこんなでさすがにくたびれたので上陸。着替えの後、打ち上げを本格的に探ってみる。一応今回はステンレス製のスケールを忍ばせてきたので、あれこれと大きさを比べながら使えそうな物は一応キープ。
 
 
…夕刻宿へ戻ると、今日の最終便までで船は欠航になるかもしれないと言われる。意外に早い。天気予報を見ると完全にこちらを指向している。しかし時速は歩くほど。明日はまだ何とかなるんじゃないか、と楽観しつつ、静かにビールのジョッキを傾けたのでありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第4日目〜2012年7月31日(火)
 
 「嵐の前の再会
 
 
 朝目覚めるといい天気。風も微風。もう強風圏内に入ったんだよなあ、と思いつつ朝飯を食べていると、やはり船は欠航とのこと。ふーむ…。
予報によれば今日午後から天気が荒れ始め、明日のどこかで暴風圏に入る見込みらしい。ちなみに波高は6→9m(笑)。エッジから外は自殺行為だろうが、引いたリーフ内なら余裕であろう。とはいえ、遅くなればなるほど状況は悪化するのは目に見えている。波静かに違いないH浜で心静かに(?)転石にいそしもう。
 
 
 準備してH浜へ直行。天気は上々、見込み通りリーフ内は少々風は強いものの波は平穏。昨日あれから結構な降りもあったので、流れ込みもあるこの浜では視界は悪いであろうが…。
 
 
 
さっさと着替えて入水。さすがに濁りはあるが探索できないひどさでもない。とりあえずリュウキュウゾーン近辺へ向かう。
 
 
 
今年はどうかな、と思っていると礫下に潜むリュウキュウ1を発見。さらにもう一つ。さらに若貝もちらほら。一応来た甲斐はあったか。他はやけにキイロが目立った位。ふーむ。
 
 
 
 その後、大分潮が引いてきたので、八丈敷をのぞいてみる。すぐに隠れる気のないハチジョウ1を発見。今年も無事だったか。よしよし。
 
 
 
…日差しも結構きつく、あまり頭を上げ下げするとクラクラしてくるのでこの辺でやめ、再び海中へ。
 
 
 やや沖目を流していると、あまり隠れる気のないホシダカラ1を発見。ここらしい後部が張り出した小型でがっちりした白っぽい個体。よしよし。
 
 
 沖をもう一流しし、潮が上げ始めたところで早めに揚がることにする。明日以降を考え、スーパーをはしごして飲み物や食べ物を少々買い込み、宿へ戻る。…っと、入り口にシャッター、窓に雨戸と完全ナルト対策が進行中。夕刻からは急に風が強くなり、雨も降り始める。他の宿泊客は昨日の最終便で脱出してしまったようで宿内もひっそりしている。X島へ着実にナルトが迫りつつあることを実感させる天気となっていったのでありました。
  
 
…カバミナシとアンボンクロザメの出会い(やらせ)。
 
…あまり隠れる気のないハチジョウ。
 
 
 
 
 
第5日目〜2012年8月1日(火)
 
「そしてナルトが訪れる
 
 朝起きるとかなりの暴風雨。これでもまだ暴風雨圏には入っていないらしい。電線の発するもがり笛がすごい。さすがに外へ出るのは無謀であろう。遙かに見える海もかなりの大時化で波高は11m。予報を見るとやや西へずれて直撃ではなくなる模様。それにしてもスピードが遅く時速6km。もう一つのナルトは30kmか。もう少し早めに抜けてくれればなあ…。
 
…昼過ぎには暴風雨圏に入る。断続的に停電がある中、あちこちに連絡をしたり、TVを見たり、生かしておいた貝の写真を撮ったりと宿から一歩も出ない割には意外に忙しい一日となったのでありました。
 
 
                       (つづく)
                                
…キタイ浜。リーフ内は静穏。
 
…キタイ浜沖海中。透明度は良好。
 
…ようやくヒメホシ登場
 
…ルソンヒトデに付くヒトデヤドリエビ。♂らしき個体は素早くて写せず。
 
…キタイ浜打ち上げ。上段コゲチドリ×3、テツアキチドリ・エ。下段チドリ・イボ・マメシボリ。この他アミメ・ジャノメ・スソヨツメなど…。
 
 
 
 
 
 
…H浜。風は強いが波は静穏。
 
…浅場でのにごりはこんな物。
 
…リュウキュウは健在。
 
…また登場。
 
…やや若い貝も。
 
…あまり隠れる気のないホシ。
 
 
 
 
 
 
 
…暴風雨に揺れるX島。