c40b1279.gif
2013.3.29〜4.1 南国修行春の陣供舛修裡
c40b1054.gif
myweb1139001.gif
3日目:2013年 3月31日(日)  「嵐の後は出かけましょう」
 気分良く目覚めた朝。しかし、天候は急変、荒れ模様を告げる天気予報。
朝食をパンで済ませ、どうしようかと考える。雨風が予想される中、潜るのはちときつい。しかし日曜日ゆえ天気が悪い方が人は少ないであろう。せっかくなのでSPがらみで様々な人工ビーチを覗き、昼からは昨冬スソヨツメが出たという話のGポイントを攻めてみよう。
 
 ということで9時過ぎに車を出し、最寄りのLビーチを目指す…と、宿の駐車場へと足を踏み入れた途端、猛烈な雨。まあどこかでカッパでも…近くのコンビニに寄り、買い物を済ませるも、雨はさらに壮絶な様相に。車をLビーチ近くの海岸線に進めるも、海寄りから強烈な風。そして目の前も見えるかどうかという雨しぶき。運転するのも危険を感じ、一旦街中に戻って雨風をよけられる建物の間で車を止める。近くの団地の路上にはやはり危険を回避してタクシーが集まってきている。このままではらちがあかないし、道路が冠水したらまた面倒なことになりそう。とりあえず一度宿の駐車場へ戻る。やはりあちこちで道路に水があふれ出している。
 しばらく車中で待っていると、急激に天気が回復してくる。ちぎれ飛ぶ雲の間から青空も見えるほどに。再び車を出しLビーチへ。
 
 小雨の中、波打ち際を歩く。シラタマ方面が少々あるも、深場物っぽい物は出ず。
 
続いてWビーチへ。天気は完全に回復し、さっきのはいったい何だったのか、と思わせる感じ。そのためか一斉に人々が湧いて出て来ている様子。波打ち際を延々歩いたが、良さげな貝だまりは生じておらず、次へ。
 
 さらに南下してIビーチへ。ここもまたリゾート公園チックな浜。中国語が飛び交う波打ち際、すぐにヤセザクロを見つける。好奇の目もものかわ、しつこく薄い貝だまりを追っていくと、コシラタマ系も顔を出す。いかにもなSPビーチ。お宝系は特にあらわれず。
 
 ここでもう昼近く。観光客の出足の様子から駐車スペースの事を考え、早めにGポイントへ向かうことにする。
 
 Gポイントの駐車スペースには車がちらほら。釣りや海の幸狙いの人が準備をしつつ、さらに潮が引くのを待っている風情。私も昼食やら着替えをのんびりすませつつ、一昨日と違う探索ラインを組み立てる。
 
 13時過ぎ、探索開始。今日は夕刻から現地の皆様と夕食会があるため、17時過ぎには宿に戻らねばならぬ。まだ腰〜膝下くらいある中、沖へと向かう。一昨日よりやや北へずらしたラインをとって前進また前進。
 
 ちょうどエッジ近くまで達する頃にはかなり引き潮も進行。ちょいちょいある礫を返しにかかる。すぐにクロの若めの成貝を見つける。お呪い代わりにキープし前進。ハナマルが多数、ヤクシマ・キイロがちょこちょこ顔を見せる。レイシ系の貝がやたら群がっているのでのけてみると、死にたてのイモガイが登場、蓋もまだ残っていたので回収し、肉を出来るだけ振りだしてキープしてみる。
 その後もしつこくエッジ付近の転石を繰り返したが、これと言った収穫はなし。どうもこの浜では女神は微笑まぬらしい。時間を計算して戻ることを決意し、海の幸狙いの人々を横目に目立つ礫を返しつつ浜方面へ。
 
 いくつめの礫だったか、エイヤと返すとホシ。さらに端っこにリュウキュウの若成貝。ようやく当地の名物と再会できた。さらにホシがポツポツ登場、飽きない程度に楽しめた。
 
 浜へ戻ると駐車スペースは満員御礼。とっとと着替えて宿へ直行する…も、もう少しのところで渋滞に巻き込まれ、たどり着いた時にはしゅりさんのお迎え時刻を若干すぎていた。部屋で焦って
鍵が見あたらなくなるという失態を演じてさらに遅れは増幅し、再会の挨拶もそこそこにしゅりさんには渋滞回避の裏道テク全開の技を披露していただくことに(汗)。どうもすみませんでした。
 
 車は外国人で混雑するステーキ屋へ。昨日お世話になったNさん、久々の再会でも「明け○○こ」などとは決して口走らぬ(笑)X兄、最近アツい更新の続くはらはちさん、当地で数多の素晴らしい採集実績を上げておられるKさんと役者がそろい、南の夜会が開始!当地名物のボリュームたっぷりのステーキを食しつつ、貝話が展開。
 
 さらに一行は近くの米国流早出挽肉料理屋へ移動、手持ちのお宝を開陳し合う、という展開。X兄の巨大錦枕、マリアコボレバといった見事なお宝に目を奪われつつ(詳細はX兄のHPをご覧ください)、積もる話は様々に展開されるのでありました。
 
 
 
 
 
 
4日目:2013年 4月 1日(月)
 
  「嘘つきの日はどうしましょう?」
 
 
…いよいよ今回の修行も最終日。前夜、X兄やしゅりさんにT島へ越島隊をしてはどうか?と勧められ、心が動いていた私。帰りの飛行機は夜だったので時間は十分にありそう。船の時間を確認し、どうしようかと考えながらいつの間にか寝入ってしまっていたのである。
 
 目覚めると天気はぐずつき気味の予報。それはともかくとして、どうにも体が重く熱を持った感じ。転石三昧の疲れか風邪か。明朝朝一から仕事が控えており、せっかく越島隊しても、中途半端に終わりそうな予感がしたので、思い切って次回の宿題とし、今回の当初からの狙いの一つに向かうことにした。
 
 宿で精算を済ませ、車で出発。途中のんびり休憩しながらFポイントへ向かう。ここははらはちさんから以前頂いたある貝が得られた、という場所。車を止めて浜へ。時折雨がぽつりぽつりと来るが、大した影響はなし。中学生か高校生か、若い衆の声が響く波打ち際へ。
 
 見ると、薄い貝だまりラインに白く抜けたヒロクチが点々、さらにサバにワスレシラタマ、そしてメ。前夜の貝話でも話が出たのだが、状況を考えるにどこか浅場の浚渫の砂が入れられたのでは?という感じがする。
 
 もう一本波打ち際近くのラインを見ると、こちらはヤセザクロ、クロシオ、ヒナメ、アジロあたりが続々。これはいわゆるやや深場のSPものっぽいラインナップ。若者の嬌声は聞き流しつつ、お宝探索にしばし熱中する。この感じなら、と思った矢先にレーダーが反応。
 
 
…ヤセザクロとは明らかに異なるフォルム。雲形の背模様。
 
 
 
 
 
Palawanica!!
 
 
 
 
 
…予感が的中した快感。強欲モード突入!
追加個体こそ出なかったが、特にウサギ方面に興味深いものが続出、多分向けられているであろう好奇の視線も気にならず、熱を帯びた探索は続いた。
 
 
 さすがに腰が痛くなったので移動を決意したのは昼近く。コンビニで今回お馴染みになったミート卵サンド握りを買い込み、最近打ち上げでアツい成果が報じられているSポイントへ向かう。
 
 狙いの浜の少し手前に、面白そうな貝だまりを見つけ、少々つついてみる。護岸の隙間にやや大きめの貝が溜まっている感じ。ここも白く抜けた感じのヒロクチ・ナツメモドキ・スソヨツメ・マメシボリあたりが目立ち、浅場浚渫系の砂か??
 
…さらに先へ進んで本命とおぼしき浜へ。荒れ後ではないので擦れた貝が目だったが、アジロなどのSP臭い貝に混じってメノウチドリやコゲチドリもポツポツ。艶と形がかなりいい感じのコゲチドリをゲット出来たのは望外の戦果であった。確かに台風後などは面白そうな気配を強く感じるポイントであった。
 
 時計を見ると昼過ぎ。今日は夕刻に干潮を迎える状況であり、短いながらもどこかで転石は出来そうな感じ。そこで前回の修行では満潮で断念した北部のJポイントへ車を走らせる。
 
 到着したのは14時過ぎ。潮はかなり引いてエッジまで歩いて行けそうな状況。海の幸狙いの地元の人が2〜3人。ここはエッジまでの距離が近い故、今までにない貝が狙えるのでは、という淡い期待を持っての探索開始。
 
 向かい始めてすぐ、ヤナギシボリのFD。なかなかいいぞ、と嬉しくなって先に進むとやや苔が入っているがカノコの死殻発見。当地では見たことが無かったので嬉しい収穫。また一つ期待が膨らむ。ヤドカリものか何か一発でも、と勇躍波の洗うエッジ先端付近へ。結果は…
 
 
 漁火で攻めたいなあ…。
 
 
…また一つ宿題ポイントが増えたところでタイムアップ。渋滞を見越して早めに車屋にたどり着くべく、南へと車を向けて今回の修行は終わりを告げたのでありました。今回は嬉しい再会あり、お初ゲットの貝あり、宿題ポイントも増え、と次回へ向けての楽しみがまた得られた楽しい修行旅となったのでありました。そしてお世話になった上に貴重な貝をいただいたNさんをはじめ、しゅりさん、はらはちさん、X兄さん、Kさん、ぜひまた遊んでください。本当に有難うございました。
 
                       (おわり)
 
…Wビーチ。何事もなし。
 
…Iビーチ。SPもの少々。
 
…エッジ近くで黒生登場。
 
…ようやく登場。左端リュウキュウ。右ホシ。
 
…小さくてきれいなホシキヌタも。
 
 
 
 
…意外や中身の濃いFポイント。
 
…上段左からアジロ・ツマムラサキメ・マメシボリ・メ・ヒロクチ。下段クロシオ×2、ヒナメ。
 
…上段左コダマケボリ、シロオビコダマウサギ。下段ケボリガイ(初!)
ホオベニコダマウサギ×2。
 
…上段左、ついに出会えたAlaerato palawanica。右ヤセザクロ。
下段T.sphaeroides?、コムギツブガイ、D.malvabasis(これも初)
 
…Sポイント近くの護岸。
 
…Sポイントにて。上段メノウチドリ×3、ハルシャガイ、アジロ×2。
中段コゲチドリ×2、リュウキュウ?、イボ×2。下段コゲチドリ×2、
リュウキュウ、エダカラ×2。荒れ後の一発が濃厚な感じ。
 
…何かありそうな気配のJポイント。
 
…Jポイントにて。カノコとヤナギシボリ。