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2013.7.31〜8.5 南国X島夏修行宗舛修裡  
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第3日目:2013年 8月2日(金)  「気まぐれからの出会い」
 エッジ狙い主体というところから多少は予感はあったものの、ここ2日ではめぼしい収穫もなし。浅場も高水温が災いしているのか貝の姿も少なく、どうしたものかと飲用燃料を補給しつつ考えた結果、取りあえず恒例の転石パラダイス、キタイ浜を攻めてみることに。台風による礫の寄りや打ち上げの状況も気になるところだし、何よりエッジが浜から近い上にクレバスが多いのが魅力。うねりの影響は気になるところだが、予報では台風はさらに西へ移動しており、昨日以上と言うことはあるまい。かなりの暑さが予報されている中、ロマンティックなスーパーで補給物資を買いそろえ出動。
…キタイ浜。午前中は波静か。
 
 
 
…浅場にて、頭隠して何とやら…のコクテンフグ。
 
 
…何げに潜むスイジガイ。
 
 
…左キンランイモ、右ヒメナツメ。
 
 
…上段シロアンボイナ・ヒラマキイモ・コモンダカラ。下段クチベニホラダマ
シ・ベッコウフデ×2。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…ついに出会えたフイリチドリ。18mm。
 
 
 
…ジャノメ、上段メノウチドリ・コゲチドリ・アヤメ・イボ。下段マメシボリ
・スソヨツメ・サメ。荒れ後すぐなら面白そうではある。
 
 
 
…着替えを済ませて横笛浜へ下りると、朝というのに刺すような陽射し。潮が引き始めたばかりという風情のコモン岬を回ってキタイ浜へ行軍。
 
 
 
…と、何と珍しい事に先客あり。と言ってもキャンプをしていたらしく、無人のテントが二張り。主はいずこへ??とはいえ、あまり気にしてもしょうがないので、テント付近は避けて打ち上げを見つつ浜の中央へ。海中を見渡したが人の姿はなし。はて、どこへいっているのか…。
 
 
 
 
 
 考えていても暑いばかりなのでとっとと海中へ。海中の礫は相変わらずの状況。片っ端から返していくと程なくコモン3連発。お呪いとして最もがっちりした感じの大型個体を袋へ。
 
 あまり引きすぎるとエッジに出にくくなるのでまずは沖へ。透明度はいつもよりいい感じ。ただやはりうねりの影響はまだ残っている。まあ南紀のあれに比べれば凪みたいなモノだが…。
 
 エッジ探索開始。ハナマルはそこそこ出現、カラッパの影響も少なそう。ガス気味のアヤメ・イボを発見したがスルー。クレバス付近を中心になめるようにチェックを入れる。
 
…が、ここも不発。またまた波酔いの兆候を感じたのでもどりながら後学のための貝を袋にいれつつ、一旦浜へ撤退する。中ではキンランイモは結構気になっていた貝だったので初めてゲットできたのは嬉しかった。
 
 
 
 
 
 
 
 戻って休憩していると、沖の方からカヌー一艘がこぎ寄せる。どうやらキャンプの主らしい。下り立ったのはヒゲ男子。こちらは酔い覚ましに?しばらくグダグダしていると、再び出かける
風情。潮はやや上げ始め、エッジ付近は結構な波が立っている。波を切り抜けつつ遠ざかるカヌーを見送り、ふと横を見るとテント一式がきれいに撤収されている。これ幸いとテントがあった付近の打ち上げをチェックしてみると、メノウ・コゲチドリあたりがぽろぽろ。さらにジャノメの大ガスも一つ。
 
 ここで我に返って(?)海中へ。先ほどは探索できなかったコモン岬沖を探ってみる。が、これまた不発。影も形もお宝は現れず。さてさて、どうしたものか…。思惑が先行して何か歯車がかみ合っていない感じ。陽射しはいよいよ厳しく降り注ぎ、喉の渇きを感じたので補給のため再度上陸。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 潮はさらに上げてきた感じでエッジから浅場にかけて間断なく波。上げ時のお約束で岸と並行の潮の流れがはっきり見て取れる。残り時間、内湾よりの横笛浜を探ろうか…。しかし、どうもなあ、と思案。
 
 
 
 
ふと見ると、前側ほどではないが、薄い貝だまりが浜の向こうの端まで続いているのが目に入る。何となく気分転換に一応見てみるか、と重い腰をあげる。
 今回は帽子を忘れたので頭からタオルをかぶってかなり怪しい風体だが、どのみち無人の浜なので知ったことか。
 
 
 
 
 足下を見つつ前進。擦れたイボ・コゲチドリ・ヤナギシボリあたりがポツポツ。程なく終点まで到達し、折り返す。エッジも近いし、あれやらこれやらが出ないかなあ、と漠然と思っていたその時、波打ち際近くの白くて丸い貝に目が止まった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…想い出級チドリか、と思って手を伸ばした瞬間、暑さと疲れでボケた頭に電流が走る。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…これは!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
0.5秒でつまみ上げて確信。
オレンジ色の輪模様。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
フイリチドリダカラ!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
打ち上げなので多少色は薄いが、艶は残る個体。H島でガスの半欠けを拾ったことはあるが…しかも、今回のはかなりの大粒。やったぞ!
 
 
 
潜りの貧果を補ってあまりある一発。打ち上げでホームラン!
 
 
 
…当然、強欲モード発動。今まで雑に見ていた貝だまりをにわかに熱心に見ていく。さらにガスだがスソヨツメ、まあまあのイボ・サバを追加。
 
 
 
荷物の所まで戻ると結構な時間が経っており、猛烈な喉の渇きと頭痛・倦怠感。危ない危ない。夢中になっていて水分を摂るのを忘れていたことに気づく。あわてて木陰に入り一気に1リットル近くの水を飲み干す。久しぶりに気絶しそうにうまい生ぬるい水であった。
 
 
 夕刻が迫っていたのでこれで撤収。打ち上げ貝ではあるが、取りあえず今年も修行に来た甲斐はあったことに安堵しつつ、宿で待つ生へと男は急ぐのでありました。
 
 
                     (つづく)