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2014.7.24〜29 南国X島夏修行勝,修裡
1日目:2014年 7月 24日(木) 「10年目のJ島」
 気まぐれで始めた南国X島修行もついに10回目。最近はあまり芳しい結果も得られず、別の方面に食指を伸ばしかけていたのだが、諸々の事情によりペケ。結局、今年もX島を中心として修業することと相成った。きりの良い回数でもあるし、記念の一品として何か海神様からプレゼントがあるかもしれないかと都合の良い考えが頭をよぎる。
 
 さてそんな中、今年も早朝に南国へ向け飛び立った飛行機には、五街道雲助の「抜け雀」に耳を傾けつついつものように妄想を巡らす男の姿があった。南紀でのオフ貝での採集が、天候に恵まれたにもかかわらず今ひとつだった男にとって、台風接近直後で打ち上げや海中にも何か余録があるやも知れぬ、という勝手な期待が膨らんでいくのであった。
 
 天候は回復しているが吹き返しの風が残るJ島へ上陸。早速最大価値スーパーで物資を買い求めた後、W浜へ。ここは磯採集や打ち上げ拾いはあったが、海中探索は未経験だったため、どんなものか、という様子見をかねての出撃。風・波はまだ強く、さすがにエッジ付近は厳しそうだが、リーフ内なら問題なしという感じ。
 
 そそくさと準備をして入水。時間は正午過ぎ。潮はちょうど最干潮を迎えたところ。思いの外水は冷たい。台風の影響で外海の水が入ってきているためか。これはいい傾向だ。先に進むと、やや波にもまれる感じだが探索は問題ない。若干濁りが入って視界はもう一つではあるが、浅場からサンゴ礫をめくっていく。案の定、ハナビラ・キイロあたりが顔を出す。さらに先に進むが、うねりが結構あって前進しにくい。エッジ付近は怒濤の波だし、あまり無理せずリーフ中程で撤退する。その周辺で後学のための貝を少々袋に。
 
 浜へ戻り、灼熱の路上で着替えて移動に。近くの打ち上げを見るが不発。そこで、昨年度出かけたM浜へ。工事による新たな砂の供給はなかったようで、SP系の貝がますます朽ちているのを見たのみ。そこで何となく新鮮な貝が見たくてL浜へ。台風の余波の影響か、貝溜まりがあちらこちらに。しかし、二枚貝系が多くお宝系はガスのみ。合弁のリュウキュウマスオやらを用いて、例の作業を行う(笑)。さらに有名Q岬へ足を伸ばしたが、これといっためぼしい打ち上げはなし。車を返す時間も迫っていたので探索はここまでとし、飲用燃料を盛大に買い込むべく某酒販店へ向かったのであった。
 
 夜は最近定番にしていた店が休みだったので、近くの店で一杯やった後、とある島そば屋で格別でないそばを食した後、宿舎になだれ込んだのでありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2日目:2014年 7月 25日(金) 
     「10年目のX島」
 
 
 明けて2日目、朝の船でX島へ。台風で欠航が続いていたこともあるのか、結構な乗りようだ。
天気は台風一過の快晴。波も昨日よりはマシな感じ。
 
 まずはB浜を偵察。やはりエッジ付近はまだ波が高い。日を追って波が収まるのは必定なので、今日は内湾目を攻めるのが吉か。
 
…と判断してH浜へ。
 
 浜へつくと10時過ぎ。引き潮になったら八丈敷を見たかったので、その近くまで行軍する。この辺に置こうかな、と思ったら岩陰に横たわり日光浴する親父1(まあこっちもそうだが)の姿。
 そっと前進して少し先の岩陰に荷を下ろし、入水する。
 
…やはり水温は低めの感じ。いい傾向かも、と一人ごちて沖目へ。生きた珊瑚が現れるあたりから転石を試みる。…ととある大きな魚影に出会って驚いた直後、大きめの珊瑚礫を返すとオレンジ色の外套膜の小さな姿が。一瞬、背中に明瞭な帯が見えたのでドキッとしたが、近くで見ると…
 
 
 
 
 
 
 
…ツマムラサキメ。
 
 
 
 
 
 
まあ、よく考えれば、この島では初ゲット。打ち上げすら見たことがなかったが、いるところにはいるのか。
 
 その後、周辺の礫下で幼貝を見つける。これはスルー。この辺は結構リュウキュウを見つけていたのだが、今年は影もなし。どこかに潜っているのか?
 
 時間は昼過ぎ。八丈敷がそろそろ頃合いの時間だったので、一旦浜へ。最初にのぞいたのは生まれて初めてハチジョウを見つけた岩の下。が、今年は砂で埋まっておりカニが目をギョロつかせていたのみ。うーむ。
 
 諦めきれずさらに先へ。すると、次の岩の下に隠れる気はありません、とばかりに姿をさらしているのを発見。やれやれ、今年も生き延びていたか。よかったよかった。
 
 するとその先の岩周辺から続々と後続があらわれる。最後は完全に干上がった礫の下に、ナツメモドキと同居している奴まで発見。若貝も含め16個体を見つけることができた。今年は当たり年か。
 
…ほっとした気分で再入水。少しエッジよりも覗いてみたが、お馴染みの御三家(キイロ・ハナビラ・ナツメモドキ)以外は出会うことができず。そうこうしている内に潮があげ始め、外海のうねりが入って来る。よって波酔い気分が出始めたところで撤退。今日は目の覚めるような成果こそなかったが、水温の低さとハチジョウの固め打ち、ここではお初の貝の出現と、お宝の匂いを十分に感じることができた。
 
…あとは生中を求めて宿へと向かうのみ。後学のための貝キープもそこそこに、夕方でもまだまだ灼熱の陽光が降り注ぐ浜を帰路についたのであった。
 
 
                      (つづく)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…W浜。天気晴朗なれどうねり高し。
 
…L浜で豊漁祈願。
 
…Q岬。特記すべきことはナシ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…H浜。親父はもっと左の方(笑)。
 
…分かりにくいがここに巨大魚が!
 
…頭部拡大。正体はメーター級のエンマゴチ。
 
…隠れる気のないハチジョウ。
 
…今年は多かったなあ。