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2014.7.24〜29 南国X島夏修行勝,修裡
3日目:2014年 7月 26日(土) 「10年目の体調不良」
 明けて3日目。天気は上々、波も大分おさまって来たようで絶好の探索日和…と言いたいところだったが、朝起きた瞬間からどうにもこうにも頭と身体が重だるく熱っぽい。何というか、自分の体ではない感じで、一つひとつの動作にやけに時間がかかる。うーむ…。吐き気はないが下り快速特急状態でこれもまた厳しい。朝食はむりやり詰め込んだが、その後しばらく部屋でひっくり返っていた。
 今日はこのまま休んでいようかと思ったのだが、せっかくの夏修業の時間をつぶすのも惜しい。とにもかくにも違和感だらけの体を引きずって出発。今日は恒例の転石パラダイスことキタイ浜へ行き、エッジ付近も探索しようと思っていたのだが…。取りあえず行ける所までと思い、もたもたと準備を進める。
 
 重荷にへいこらしながら浜へ。まずは打ち上げをざっと見ていく。台風の余録はこれといってなし。うーむ。
 
 さて入水。時間は11時過ぎ。大分潮は引いてきている。転石しながら前進し、スソゾーンへ向かう。大きめの礫を返したらピカピカのウキダカラが姿を現してドキッとするもFD。さらに沖目へ向かい、エッジ付近へ。体の重さを感じながらしばらく暗がりを探索。しかし、これといった成果はなし。
 
 そうこうしているうちに陽射しや疲れも相まってどうにも厳しい状態に。一旦浜に戻って休憩をとることにした。時間は正午過ぎ。酷暑。
 
 浜の木陰でしばし憩ったがあまり回復せず、潜りは断念。もう一度打ち上げをチェックし、幾つかガス宝を引っかけて、車に引き揚げることに。まだ返したい礫は結構あったのだが…。
 
 車に戻り、着替えて冷房で涼んでいると若干回復してきた。当初は宿で寝ようと思ったが、せっかくの干潮、最近あまりいい時間帯に行けていないF浜を覗くことにして車を走らせる。
 
 F浜は久々に大きく引いた姿。砂泥っぽい所なので打ち上げはそっち系が多いところ。給水しながらふらふらと歩き回り、後学のために2、3の貝を拾い上げる。
 
 その後早い時間だったが宿へ。シャワーを浴びた後、倒れ込むように睡眠。夕食もそこそこに、ひたすら回復を図りつつ夜は更けていったのでありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
キタイ浜打ち上げ。左ショウジョウラ?右お宝上段ウキ・メノウチドリ、下サバ・スソヨツメ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
4日目:2014年 7月 27日(日) 
     「10年目の出会い」
 
 
 朝目覚めると、体が軽い感じ。違和感はほぼ消えている。しっかり休息を取ったのが正解だったらしい。朝飯もうまく感じて一安心。不調の極みから抜け出して何かいい目も…という期待も膨らむ。
 
 さて本日も天気は晴天。熱中症予報も引き続き出されており、体調が戻りかけの身にとってはあまり長距離の行軍は避けておいた方が無難か。そこで2日目に偵察しておいた浜へ向かうことに。ここはエッジも近く、何か一発…という期待感だけは感じられるところ。
 
 浜に出てみるとシュノーケリングを楽しむ家族連れが。その横を一直線に沖目へ。時間は10時過ぎ、潮もそれなりに引き始めている。完全に引くとエッジ手前が探索しずらくなるので、まずは深みを探る所存。
 
 水温はやはり低目で肌に心地よい。潮が速いせいか透明度も高く、魚たちも元気に舞い踊っている。そんな中、エッジ付近の暗がりを見ていく。…が、ゴシキエビと戯れた程度でお宝一発はなし。イボのガスを拾った程度。そこで手前にやや戻り、ハナマルが散在するエリアへ。これといったものはなく、後学のために若干の貝をキープしたのち、体調を考えて一旦浜へ戻る。
 
 
…浜で休憩と補給をしながら考える。台風後ということを考えれば、去年最後にいい思いをした
C浜か。いずれにしてもエッジ付近を見るには急いだ方がよい。ということで着替えをせず即刻移動。
 
 C浜に降り立ったのは12時過ぎ。さっそくエッジ際へ。ハナマルがちらほらといういつもの光景。真っ二つのカニやられの貝も見られず、いい感じ。その周辺をじっくり見ていくが、朽ちたサバを見た程度。うーむ…。
 
 気づけば最干潮。浜へ戻って一休みし、次の動きを考える。さらなる他への移動も、と正直思ったのだが、この浜は大形の珊瑚礫がエッジ近くに散在しており、今なら潜らずに返せそうな時間帯。そこで潜り装備を浜において、水分補給しながら転石に向かう。
 
 
…この判断が吉と出た。
 
 
 
5つめくらいか、メーター級の大型の礫を力任せに起こして裏を見た途端、右下の小穴に目が吸い寄せられた。
 
 
 
 
 
 
真っ黒な外套膜。…しかし小さい。
 
 
 
黒といっても、ヤナギシボリにしては黒みが違う感じだし、第一大きさが…。
 
 
 
…となると、三択か…。
 
しかし、ここではチ○○○○○はないだろう。あったら逆に嬉しい。
 
 
 
故に、カ○○○or○○かの二択。
 
 
で、ピンセットの出番。小穴に突っ込み外套膜をつつく。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
黒くて太い帯が!やったね!
 
 
 
 
 
 
 
 
ウキダカラ!!
 
 
 
 
 
 
10年目にして生お初との出会い。神奈川でも南紀でも、いるのはわかっているのに出会えなかった貝に、ようやく遭遇。
 
 
 
 
 
 
…久々に強欲モード発動
 
 
 
 
 
暑さも忘れてしばらく転石に没頭(危険。)
…が、後は続かず。潮も上がり始め、暑さも不調明けには応えそうだったので一旦浜へ戻る。
 
 
この後、暑さしのぎもかねて再度エッジ付近の探索に潜行。クレバス付近の穴なども見て回る。特に成果はなく後学のための貝を2、3手にして揚がることに。
 
 
 一昨日あたりからそこはかとなく期待感はあったが、久々のお初ゲット&強欲モード発動となり、宿での祝杯の生中が体に染み渡った夜になったのであった。
 
 
 
                      (つづく)
 
 
…キタイ浜。天気晴朗なれど体調悪し。
 
…若干の濁りはあったものの、視界は良好。
 
…F浜。掘ったら何か出てきそう。
 
…F浜にて。左リュウキュウバカガイ?×2、右オオミノムシ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…C浜。打ち上げはこれといったものはなかった。
 
…背景のブルーが美しい。
 
…エッジでゴシキエビとにらめっこ。
 
 
 
 
 
 
 
…小穴に光る黒い奴。緊張の一瞬。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…正体判明。やったあ。
 
…生ウキ。軟体は黒。膜も突起も触覚も水管も黒。
 
…でも、腹足裏だけはオレンジ系。