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2014.7.24〜29 南国X島夏修行勝,修裡
5日目:2014年 7月 28日(月) 「10年目の行軍」
 ついに修業も後半に入り5日目。明日は昼に島を出る予定のため、本格的な探索は今日が最後。果たしてどこを狙うか、昨晩から思いを巡らしていた。遠出してJ浜、という手も考えたが、意外に観光客の多い浜なのでちょっと…。まあ体調もほぼ回復したことだし、長時間行軍しての男浜に狙いを定め、準備をすすめていた。行くのが大変ではあるが、まず無人なので気楽に振る舞えるのがいいところ。もし成果がなければ、キタイ浜へ回るという二段構えの作戦を胸に、いざ出発。
 行軍はそれなりに大変だったが、午前中は道筋は日陰が多く、それほど暑さが応えるほどでもない。途中、打ち上げを見ていくとホシやヤクシマなどが顔を出す。早速、あの作業で今日の豊漁を祈り、さらに前進。
 
 結局30分ほど歩いて男浜へ。例の岩はいずこ…と浜を見渡すが見あたらない。よく見るとヵ海面にわずかに顔を出しているのが見えた。この間の台風で中折れ(笑)か、とドキッとしたが、よく考えてみれば現在はほぼ満潮、きっと大丈夫であろう。
 
 木陰に荷物を置いて入水。時間は10時くらい。まだそこそこ水深があるうちに手前の探索をするべく、マコモ帯付近から転石スタート。やはり水温は低めな感じ。
 
 
…と、5個目でいきなり登場。リュウキュウ成貝。こちらでは健在だったか。よかったよかった。
 
 
 さらに近くのサンゴ礫下からリュウキュウ×3。
生き物の匂いも今年は濃そう。
 
 
期待を胸に先へ。今度はコモン×3。どうも婚活のため集まっているのかも知れない。さらに転石を続行。
 
気づけば大分沖目まで来ていたので、このままエッジ方面まで足を伸ばそうと前進する。
 
程なくエッジ付近へ。ここは大きなクレバスや深みが散在する場所で、割れ目に刺さったサンゴ礫や暗がりなど、面白そうな場所を片っ端から覗いてみる。が、不発。ガスのヤナギシボリやアヤメを見たくらい。真っ二つのハナマルやヤクシマも見られ、カニに随分やられたらしい感じ。
 
 お宝の匂いが薄い感じだったので、一旦浜へ戻ることに。時間は正午過ぎ。戻りながらマコモ帯にあったサンゴ礫をめくったら、マメアゲマキっぽい貝が2つ並んでくっついていたので、後学のためにキープしてみる。
 
 浜で補給と休憩を取りながら考える。他へ転戦するのもいいが、ここ数年はずれが続いていたこの浜の久々の「匂いの濃さ」も捨てがたい
。男浜の最奥がどうなっているか一度確かめたかったし…。
 
…ということでここで探索続行。男浜の最奥まで歩き、探索しながら戻ってくることに。
 
 
 しばらく歩いてたどり着いた男浜の奥は非常に浅く、背後の山から崩れ落ちた岩礫が海中に散在する感じ。エッジまでは距離が結構遠い。少し覗いてみたがお宝系はナツメモドキくらい。うーむ。
 
 よって戻りながら探索続行。といってもちょうど最干潮時で、浅場はもう少し満ちてこないと探しにくい。そのため、少しでも水深のある場所を選びサンゴの間を進んでいく。ちょうどそこは砂地になっていたので、上げまでの時間待ちついでに、オフ貝のきつきつぼさんや百舌鳥さんにならい、素潜りドレッジを試みる。といってもすくう道具もないので、手で砂をかき分けるだけだが…。
 
 最初のひと掻きで、綺麗なタケノコ系が登場。
 
…お!
 
 
さらにもうひと掻きでまた一つ。
 
 
…なかなか面白い。ちょっと強欲モード。
 
 
その後しばらく砂地を引っかき回し、数種類のタケノコ系をゲット。身抜きが面倒くさそうだが、まあいいか。さらに大きなタケノコ系が転がっているのを見つけ、手に取ってみると死にたて(肉がまだ入っていた)のシロフタケ。
 
 即席ドレッジを堪能して戻ると、そろそろ潮も上げ始め。よし、お宝探索をと思ったら岩めくりに使っていたスクレイパーがない。どうやらドレッジに夢中でどこかで置いてきてしまったらしい。やれやれ。
 
一旦、ドレッジを開始したとおぼしき場所に戻り見ていくが、発見できず。まあ、探しながらも未探索の砂地を見るとつい掻き回してしまっていたので、しょうがないか…。どうもこの浜に来ると何かを奉納してしまうなあ。
 
 そんなことを考えながら男岩に向かい泳いでいたが、超浅場になってしまったのでフィンを脱いで歩く。
 
 
…と、程なく右足裏に激痛。
 
 
 
ウニか?と思って見るとシューズの底に深々と刺さるクモガイ。しかも生貝。おいおい、こんなトゲでも足に刺さるのかい。
 
 
…引っこ抜いて遙か遠くへ放り投げる。どうもこの夏はあれこれ刺さるのが流行らしい。やだなあ…。
 
 
 傷は大したことがなさそうなので前進。そんなことをしているうちに、潮が急速に上がり始め、浅場探索にはいいタイミング。気を取り直して探索開始。
 
 
 
 …と、三つめの大きなサンゴ礫裏でリュウキュウ×4。と思ったが、一つだけ外套膜の感じが違う。そしてその一つがコロリと落ちて逃走。
 
逃すものかとすぐ拾い上げると、前後に目玉斑。
 
 
 
ヨツメダカラ!!
  
 
 
 
六年ぶりか、久々の出会い。しかし、リュウキュウと同じ場所に潜んでいたとは…ねえ。
 
 
…というわけで、
 
強欲モード、発動。
 
 
 
さらに前進して探索続行。すぐにサバ。さらにリュウキュウの固め打ち。最後に大ぶりのホシ。
 
気づけば時間も16時を回り、帰りの行軍も考えてここで手仕舞いとすることに。
 
 
 
 今年は生き物の匂いが濃かった男浜で、久々の出会いもあり、即席ドレッジなどで後学のための貝もあれこれ見つけることができた。昨日に引き続き、身体に染み渡る生中を堪能しつつ、最後の夜は更けていったのでありました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
6日目:2014年 7月 29日(火) 
    
 
 本日は昼には島を出る上、次の台風のうねりが来始めているため、海中探索はやめて島内をうろうろ。某所でヤマネコの剥製に挨拶し、ちらっと打ち上げを見たくらい。昼の船でJ島へ向かい、初日に振られたソバ屋で生中とそばを食らって満足し、帰路についた。
 
 今回10回記念となったX島南国修業だったが、当初の妄想通り記念品(?)を手にすることができたり、楽しく充実した探索行となった。さて、次回以降はどうしますかねえ…。
 
 
 
                      (おわり)
 
 
 
…長いもの。上段イトマキニクタケ・ゾウゲタケ(普通・斑が小さい)、下段ムシロタケ・マキザサ、右オボロフタケ。
まだいろいろいそうな感じでした。
 
 
…男浜。シンボルは取りあえず無事でした。
 
…早速リュウキュウ登場。
 
…さらに。
 
…男浜エッジ。
 
…今回採集したマメアゲマキ。正体は…うーむ。
 
…男浜収穫。長いのもいろいろ。
 
…10cm弱のホシも登場。
 
 
…上ヨツメ、下リュウキュウ。同じ礫の下で。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…ヤマネコを見に行った場所の入り口に、ネンジュモ。食べられるそうだが…猫の糞ではないよ。
 
…今回のお宝。左ツマムラサキメ、上段リュウキュウ×3、下段
ウキ、サバ、ヨツメ。