ウスアカネの再分類により設けられた新亜種。以前はfar
western
versionなどと呼ばれていた、豪州西側の深場ものである。殻が原亜種より小型で重く緻密な感じ。背が非常に高く盛り上がり、腹側は内外唇側とも歯に沿って帯状に白く抜け、内唇歯が他の亜種より粗く長く伸びるのが特徴とされる。入手した当時から随分趣の異なる貝だなあとは思っていた。豪州南西部(Cape
Leeuin付近〜パース沖)に分布、深さ100〜200mほどから得られている。なお、この貝は記載時にLorenz氏にデータを提供し、Paratype No.13とされた。
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