シボリダカラの新フォーム。豪州からはミナミシボリダカラ(f.facifer)というフォームが知られているが、印象がずいぶん異なる感じ。背は平滑で殻は良く膨れて肥厚している。特に腹部内唇側の肥厚は厚く、内唇歯は中央部で極端に短い。なお、色を除けば南アフリカ産のホソシボリダカラ(l.interstincta)と特徴が類似しており、深場の貝に共通した特徴かもしれない。オーストラリア西部(ロットネスト島〜Abrolhos)の深さ5〜75mほどで得られているが、図示した貝はさらに南寄りの深場から揚がったもの。