シボリケボリやホソテンロクに似るが、殻が小さく横肋が粗く
はっきりあらわれる。後端部水管は尖り、内唇側に巻き込む
ように滑層粒につながる。殻色は白く、背に不明瞭な薄黄〜
薄橙色の斑が4つあらわれる。この個体では外唇側にさらに
4つ斑点が見られる。本種は謎の多い種であるが、模式産地
は紅海で記載され、似たような形状で別種とされていたもの
(D.striola(Cate,1973)・D.perilla(Cate,1973))をまとめた(Lorenz&
Fehse,2009)という経緯がある。現状紅海(スーダン沖)・ミャン
マー・タイ・フィリピンの深場で見つかっている。ホストなど詳細
は不明。
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