息が一杯一杯だったので、一旦浮上。再度チャレンジして右手でキープする。
小ぶりながら成貝。ようやく当地で発見できた。やったあ。
さらに周辺のイソバナを探索したが、後は続かず。ちょうど干潮の時を迎えたのだが、波と潮はさらに勢いを増すばかり。ここでも体を支えるのも難しくなってきたので撤収を決定。懸案事項を解決できたので悔いはない。揚がると指や二の腕、腿の筋肉が引きつる感じ。知らぬ間にかなり力を入れていたらしい。やれやれ、明日が思いやられるなあ。
…と、ここで水滴の付いたメガネをぬぐおうとしたら、片方の弦を止めるネジが折れ飛ぶアクシデント。まあ、もうひとつ弦はあるのでかけることは出来るのでいいや(過去、屋久島で単独山登り中、同じことがあったが何とかなったので。)。どのみち、パッと見では他人にはわかるまい。
時はまだ昼過ぎ。そこで、波の穏やかな小磯へ移動して浅場の転石を試みることにする。
早速入水。ウニが多くやや磯焼け気味なのは以前と同様。クレバス状の深みに溜まる転石を狙ってみる。
大きめの転石をめくっていると、チャイロキヌタ・メがポツポツ。まあこんなものかと思っていると、真っ黒の外套膜に薄い褐色の殻が登場。カミスジ!
…いるにはいるが、探すとなるとなかなか出てこない代物。よしよし。
さらに探索続行。またまたチャイロ&メが続々。そうこうしているうちに、ここも潮が上げ始め、外の海水が入ってくる。一段と冷たい上にうねりも増して来る感じ。大ぶりできれいなチャイロを一つキープした後、体が冷えてかなわなくなってきたので揚がることとする。
体を乾かしがてら、付近の打ち上げを見ていく。さすがにクラゲの姿は消え去っていたが、ゴミの中にフィートゥの残り福を探す。程なく見付かった青い姿。やや破損はあるがルリガイ。さらに周辺を探り、自己最大の殻をゲットすることができた。
その後、車に戻ったがまだ時間があったのでP浜へちょっと行ってみる。波打ち際あたりの小さい貝狙い。すぐに新しめのツグチを一つ。深く頷きつつ、さらに周囲に目をやるともう一つ。生貝ゲット後であるが、何やら意義深さを感じつつ、日の傾きかけた浜で一人完爾とした私でありました。
…残り福ルリガイ。最大のは31.3mm。WRは39.6だとか。
…打ち上げツグチ。納得納得。