2006.11.4 (神奈川・A海岸)
…何やかやで海にご無沙汰して二ヶ月あまり。ようやくにして出撃できることとあいなった。3連休の真ん中でバーベキュー軍団の猛攻も懸念されるが、昼の干潮は10時前。とっとと昼には戻ろうと思いつつ車を走らせる。雲は多いが時折日も差し、風も弱く長袖では暑いくらい。
駐車場に車を置き、P浜へ。多少は新しい展開もあるかと期待しつつチェック。3ヶ月前ごろごろしていた大型のホシキヌタやハツユキ(無論ガス)の姿が妙に少ない。だれかが攫っていったのか??貝だまりは3ヶ月前と変わらない感じ。
 
…今回は奥からのぞいて見る。早速ガスウキ1(穴あき)発見。が、周辺をほじくって見たが後は続かず。ちょっとなあ…と思いつつじわじわと移動し、今回もっとも脈のありそうな貝だまりの近くまで来た時、崖上から降り注ぐ茶色い歓声多数。日が日だけに覚悟していたがやけにでかい声だ。まあ「きゃあ良い景色!」とか「水がきれい!」などはまあいいが、こんなところで旦那や嫁の悪口をたたき合うのはどうかと思うぞ。けだし音による景色ぶちこわし行為であろうなあ…。
 
取りあえず、暴露され続ける嫁のやす子さんの本性はさておき、探索続行。すぐにニセサバ1を拾う。ふむふむと思い、「お宝の周りにお宝」の法則に従い、周りを細かくほじくっていくと、シラタマ・色褪せたツグチを見付ける。さらに割れツグチ1を追加。やはりここが本命か、と得心してさらに細かく見ていくと、目に飛び込んできた妙に細い姿。…巻き貝の芯ではない。長物ウサギ
 
…手にとって見ると色褪せているがまごうかたなきキヌヅツミ。とにもかくにも初物である。よしよし。
 
久々に強欲モード(弱)に移行し、さらに周辺探索。この浜では割に質の良いツマムラサキメ・ヒメホシ幼貝をゲット。見た目どちらも今年の貝のような感じだ。最後に登り口下の貝だまりでサバ1を追加してここは退場。
 
…まだ時間はあるので続いてさらに北の浜に移動。さすがにそこここで狼煙が上がり始めている。臭いに辟易しつつ目的地に着くと、ちょうどポイントは犬を遊ばせている夫婦者が陣取って動きそうもなし。何とか通りながら素早くチェックしたが、小さな貝がほとんど海へ持って行かれた感じで匂いそうな貝だまりは皆無。結局そのままスルー。
 
…その後、N浜へ移動してみたが、競争が激しい場所でもあり収穫ナシ。お昼のサイレンを潮に撤収することにした。割に新しめの貝も拾えたので、今月来月の夜磯は去年よりはましなのか??楽しみである。
 
…左上からサバ・ニセサバ・ツマムラサキメ。下段はヒメホシ幼貝・ウキ。特にこの幼貝は今年のっぽい。
…ウサギその他。左上からツグチ×2・キヌヅツミ。下段シラタマ。ウサギはどれも古そうだが…。
…キヌヅツミ。ホストはイソバナだろうか?ツグチガイより深そうな感じだが。この浜ではようやく出会えた。