2008. 4. 12  (神奈川・A海岸・N海岸)  
…目まぐるしい3月は海に行けず。あっという間に桜も散り、春の大潮の季節。ようやく時間を見付けて出かけることが出来た。月〜火と南岸低気圧の影響で大荒れだったので、小さめの貝はそろそろ頃合いか…。


11時過ぎに海へ。ヒジキがそこここで干されているのを眺めつつ車を走らせる。高曇りで穏やかな昼下がり。駐車場は予想通り混んでいる。またぞろB軍団の狼煙の季節も到来したことを実感する。とはいえ、薄着で浜へ降りられるのは何よりである。正午過ぎ、干潮まで2時間ほど。


さっそくP浜へ。奥の崖崩れはまた進行した感じ。一渡り見ると、手前の貝溜まりは厚く、奥は薄め。足跡らしきものも見られ(カヌー人か?)、ぱっと見では目立つお宝なし。クチグロキヌタの破片を見た程度。浜の真ん中あたりの有望そうなところを少し掘ってみる。ナツメモドキの若貝1。さらにさぐると円筒形の貝が飛び出す。ヤナギシボリ!と思ったらサイドにスポット…。何ということはない、擦れメダカラのフリークであった。

手前に戻って探索続行。例によってかなり厚い貝溜まりだが…30分ほどがんばって出たのはクロ2。後学のためにホシキヌタの幼貝を1つ拾って浜から上がる。

続いて北の浜へ。B軍団をぬって進んでいくと、案の定ここも家族連れに占領状態。ウロウロしていると白い目で見られそうなのであきらめて退散。

ここで時間は2時過ぎ。そろそろ干潮も近い。潮溜まりを見ようかと思ったが、人も多いのでヤメ。久々に他へまわってみようかとN浜へ向かうことにする。車を出した後でふと思った。よく考えるとN浜の方が人が多いんだが…。まあ、いいか。

昼飯のパンを購入してN浜へ。遠足の観光バスやB軍団、ウインドサーフィン軍団で浜は大にぎわい。波打ち際を貝溜まりへ向かう。大風の後はここは打ち上げ海藻がすごいのだが、ほとんど見られず拍子抜けの感。途中の貝溜まりも薄い。さらわれただけか。

貝溜まりのポイントにつくと、先客がかがみ込んで探索中。取りあえず、近くの岩に座って昼食とする(背後の上空に警戒を怠るな!!)。ちょうど食べ終わった頃に先客が引き揚げたのでのぞいて見る。ここも結構波にさらわれた感がある。岩陰にやや厚い貝溜まりを見付け、表面を眺めるとナツメ幼貝1。腰を据えて少し掘ってみると、岩添いにかなり厚い溜まりとなっていたので、思い切って耕すが如く深掘りを試みる。…結果はツマムラサキメ1。一応掘った甲斐はあったか。畑化した周囲を元に戻し撤収する。その後、後学のため周辺の岩場を一渡り偵察し、再び軍団を縫いながら帰路に(途中でナツメ若貝1を追加)。夏場、一度くらいは潜水探索も面白そうな感じだなあ…。

…上段ナツメモドキ×3、下段左からホシキヌタ幼貝・クロダカラ×2
・ツマムラサキメダカラ。