2010.7.10〜12 南紀オフ貝2010
     〜梅雨空の妄想編
第3日目〜2010年7月12日(月)  「延長戦は聖地で打ち上げ」
 昨夜部屋に戻った後も、ゴマフ、ルリグチが何処にいるか、などと雀さんとぼちょぼちょ話していたが、さすがに疲れが出て早めに就寝、白河夜船。

…明けて12日。オフ貝というよりは延長戦といった感のある3日目。TVでは前線の北上により関西地方に大雨の予報を告げており、日本有数の多雨地帯を抜けて本日中に戻らなければならぬ私にとっては、洪水や崖崩れで不通になるのが恐ろしい。干潮には時間があるが、午前中早めの勝負で切り上げて帰宅の途につくことにした。目指すのは今オフ貝直前に浅場で生ホシダカラが出た、打ち上げ聖地のXポイント。海況がよければ入水、ダメそうなら打ち上げで一勝負を目論んだ。ただし、雨こそは降っていないものの、窓ガラスを揺らす強い南よりの風。潜りは厳しいかもなあ…さらにオフ会初日午後、磯組がここを訪れて散々耕したと思われ、くだまき会長も最近ほとんど更新されていないようなのでダメみたい、とおっしゃるなど、どうもネガティブな状況しかみえてこない中、テンションもあまり上がらぬまま車を走らせる。

 途中の展望台から望むXポイントは案の定大波。こりゃだめだ…。

 9時前に岬の駐車場へ滑り込み、打ち上げグッズだけ持って浜へ。雀さんは例によって貝がダメなら蝶路線、か?
…荒れ模様のXポイント。2日前にきていれば潜れたかも。うーむ。
 
…ジュズダマ。今まで拾った中で一番良い感じの個体。11mm。
 
…クロシオ。ガスだがこれはしかたないか。11mm。
 
…Xポイントにて。上段イボ・ジュズダマ・クロシオ。下段ツマムラサキメ・
ツマベニメ×2。
 
…浜へ降りてざっと見渡してみるとまだ潮はそれほど引いておらず、波もかなりのもので例の八丈ポイントへ行くのも厳しそう。打ち上げをざっと見るがいかにも、といった感じであまりお宝の匂いがしない感じ。あわよくばクロハラ、を目指していた雀さんも、貝の薄さに蝶路線に気が引かれておられる模様。
 
 探られた跡のある上部の大型の貝溜まりはあきらめ、取りこぼしの可能性がより高い小型のお宝を目指し、汀線付近の転石裏を狙う。ガスのツマべニメ・イボを得て少し気を取り直し、付近の転石を続ける。
 
 
…っと、数十個目の転石をめくると、褐色の
小さな姿がまるでミズスマシのようにしみ出した水面をくるくる回る。
 
 
 お、と思って拾い上げるとジュズダマ
なかなか良い感じの成貝。自分としてはこの浜での相性のよい貝で、打ち上げ探索すると大概出会っているのだが嬉しい一品。取りあえず来た甲斐はあった。
 
 
 気をよくしてさらに付近を探索。ツマムラサキメを一つ追加。時計を見ると9時半近く。もう少ししたら揚がろう、と思っていた時、拳2個分くらいの丸石を返した時、白い腹にやけに細かい斑点が目に入る。
 
 
紀伊半島ではお初。クロシオ
 
 
よしよし。
 
 
…さらに周囲をざっと見たところで探索終了。短い時間ではあったが、自分としては良い収穫が得られ、楽しい探索となった。神奈川ではこうはいかぬであろう。聖地Xポイントの懐の深さに感じ入りつつ、アオスジアゲハを追いかけていた雀さんと別れ、関東への長い帰宅路に乗り出した私でありました。
 
 
 
さて、南紀オフ会は次回は第10貝記念大会?毎年海の恵みと数々の「伝説」を生むこのイベント、来年が本当に楽しみですね。
                   
                   (おわり)