2007.3.27 (神奈川・A海岸)
…仕事を午後早めに切り上げ、車に乗ってから、今日はどうしようかと思案(パ○○○or海)。結局百円玉を投げて決めることにし、表が出て海へ行くことにする。さらに何処へ向かうかを思案し(A海岸orN海岸)、五十円玉を投げてまたまた表が出たのでA海岸へ向かうことに。
 
土曜日に行ったばかりのところだったが、前回の採集行の夜、当地は低気圧の通過で大荒れになったため、本日は荒れ後の3日目でちょうど面白そうなタイミングだった。駄目ならN海岸へ回ることにしよう。上々の天気で、海も穏やかで温かい。道々の桜はかなり開きだしている。今週末が満開かも。
 
さて、A海岸到着。平日なれど春休みが始まったためか、親子連れなどかなりにぎわっている。引き潮は夜のため、まだかなりP浜も小さい。上から見下ろしても海藻も多くかなり先週末とは様子が変わっているのがわかる。人の流れの一瞬の途切れをついて降下。
 
 
 
…まず手前の貝だまり。積もっていた貝がかなり持ち出されて波打ち際へ広がった感じ。何本かの汀線に沿って小さい貝だまりが出来ており、そこはかとなく良い感じである。
 
まだかなり満ちているため、最上部の貝だまり(前回のイボポイント)からつついてみる。すぐに割れの入ったクチムラサキ1。が、後は続かず。波打ち際寄りは帰りに回すことにして、浜の奥へ行ってみる。
 
 
 
 
…中央から奥にかけては様相が一変していた。名前は知らぬが黒い細かい葉の海藻が大量に漂着しており、その中に海鵜と思われる海鳥の死骸が1。フナムシ多数。貝だまりは前回よりさらに広がった感じで何となく臭いは薄そうな感じである。
 
本日も手前からざっと探索してみる。妙な模様のシボリを拾い、のちガスアヤメ1。そのまま奥へ移動するが今日も奥は不発。前回のキムスメポイント付近がいちばんましな感じだったので手前に戻って木べらで掘り返す。ややましなウキ一個。それにしてもウキやツグチというのは見付けると何か「安心感」があるなあ…。取りあえず来た甲斐があった、みたいな。
 
                 
                 …妙な模様のシボリダカラ。白斑点も
                       かすかに見えるのだが。腹面は普通。
 
 
…20分ほど探し回ったがどうもこれ以上は出なさそうだったので、最後にとっておいた降り口下へ。最初の狙いどおり、汀線添いの小さい貝だまりをていねいに探ってみる。やはりここにはあった。サバ2・ニセサバ・ツグチ・ナツメモドキ幼貝・ヒメホシ幼貝。そして、ちょっと疲れて波打ち際を見やると…縞の入った妙な破片。拾い上げてみると、ヒメホシ若成貝。幼貝は時々見かけるが、育った物はあまり見ないので破片だがキープ。
 
当初はここが駄目だったら他へまわろうと思ったが、もう夕刻が迫っていたし、ここの方が脈がありそうと踏んで、再び足下探索を再開すること30分。さらにニセサバ・クロ・ツマムラサキメを追加。よしよし。
 
ここでさすがに腰が痛くなり始め、腹も減ってきたので(そう言えば昼飯を食べていなかった)
撤収を決定。さすがにレアもの連発とは行かなかったまでも、ここらしいものが一通り登場してなかなか楽しめた探索行でありました。
 
      
…ヒメホシ若成貝。内唇歯の色づきが      …本日の収穫。上段左クチムラサキ・サバ×2・ヒメホシ。中段左からアヤ                                
いかにもという感じ。                 メ・ウキ×2・ニセサバ×2。下段左からクロ・ツマムラサキメ・ナツメモドキ              
                             幼貝・ヒメホシ幼貝・ツグチガイ。バラエティに富んだ品々